実際に演奏するためのテクニック・手順

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今回は、手順がテーマになります。

なんとなく適当にしてしまって、後々困ることが多いのがこの手順です。

ある程度までの難易度でそこまで困るということはないのですが、

進んでくると手順が原因で弾けないなんてこともしばしば

僕たちみたいな指導をするような立場の人間でも、一番最初にこの手順の問題を片付けます

始めたてのみなさんも基本的な考え方を公式的に覚えて応用して行きましょう!!

手順

これはシチュエーションごとに変わってきます

一つずつ覚えて行きましょう。

マリンバはどちらの腕で弾くのかを考えなくてはならないので、

極論どちらの手からも演奏できるようにならなければなりません

その上で、右左のどちらからスタートすると演奏しやすいのか

自分で吟味しなければなりません

今回の項では、基本的にはこの手順という形で紹介していきますが、

イレギュラーな手順はいくらでもあります

基本的に交互

これは必ず守りましょう♪

右手で弾いたら次は左手。左手で弾いたら次は右手。

というように習慣付けをして行きましょう。

音符の進行方向を見極めた上でということが前提にはなりますが)

例1(1拍の中身が偶数の場合)

タンタンタタタタ

これは同じ音を弾き続けるので右から演奏しても左から演奏してもどちらでも構いません。ただ、一番最初に弾く音が利き手であることをお勧めします。

例2(1拍の中身が奇数の場合)

8分音符16分音符手順

 

 

 

これどうしましょう?

このリズムの紹介は楽譜の読み方の記事でも紹介していますが、

考え方をさらっと説明すると、まず最初に思い出すのは16分音符4つの形です↓

16分音符手順

 

 

 

 

これに関しては右手からスタートする前提でお話しして行きます。

さっきのリズムと照らし合わせてみてください。16分音符2つが8分音符1つに置き換わっていると見るんでしたよね?

言い換えると16分音符4つのうちの2つ目を空振りすると捉えることができます

よって、正しい手順は、(左は空振り)、右、左となり

正解は、右右左です。(タータタ)

では下に練習問題を2つ。上で求めたように手順を決めてみてください♪

(答えはまとめに↓)

練習問題1

8分音符16分音符手順2

 

 

 

練習問題2

8分音符16分音符手順3

 

 

 

イレギュラーな手順

基本をやっていたはずなのにいきなりイレギュラー!?って感じですけど、

例外的な基本の手順の紹介です。

リズムで混乱が起きないようにこれまで説明を敬遠してきましたが、

新しい音符、3連符の紹介です。(数字の3が書かれているので覚えやすいですよ!

さっきのも1拍の中に音符が3つというところでは共通点もあるのですが、

決定的に何が違うかと言うと、この3連符は全ての音の長さが均等です。

算数的に考えると1を3で割ることになるので1つあたりの音価は0.333…となります。
リズム3連系

じゃあ余りが出るから均等にならないじゃん!!

とこうなります。これを感覚的に3つで割り切るのです。

まずは手拍子を打ちながら練習

手拍子を適当なスピードで打ちながら何回か連続で何か好きな3文字の言葉を言ってみてください。なんでも良いです。

ここでは「トマト」で行きましょうか!

注意ポイントとしては「トマトッ」みたいに文字が余らないように、

感覚的には「トーマートー」というように全部が同じ長さになるように声に出してみてください

1回ではわかりづらいので、最低でも4回ぐらいから練習しましょう。

手順

やっと手順ですね!奇数なので1回で完結する場合には、

右、左、左

これが基本的な手順です。

が、3連符が何回も1小節の中に繰り返されている場合は、

右左の交互が手順になります。

紹介して行きましょう↓

1回で完結する場合

三連符手順紹介

 

 

 

これだったら元々の右左交互のルールを変えずに済みます

3連符が何回も1小節の中に繰り返されている場合

交互三連符

 

 

 

この場合、最終的に1小節内の音符が12個で偶数になりますよね?

なので1小節の中の3連符が2回、4回の場合には交互に弾いてあげた方が安定します。

音形による手順の選択

まず音形というのはある一定のグループの音符の形や、進行方向がどちらに向かっているかという総合的な形のことです。

下に例を書き出してみます。↓

3連符紹介のぼり

 

 

 

これは上に音符が登って行っているのがわかりますね

上向系なんて言われたりもしますが、鍵盤の方向性としては

低音側から高音側に移動することが楽譜から読み取れます

よって左から右に進むことがわかるわけですね!

ここで手順の選択肢は2つ。

3連符手順選択

 

 

 

 

  1. 左から交互
  2. 左右右の連続
なぜ左から?

まずは1の手順の解説から。

先ほどの解説の中で、低音(左)から高音(右側)に進むことが前提としてあります。

よって手が交差することがなるべくないように考えてあげる弾きやすさが増すわけなのです!!

2の解説

そもそも交差させずに演奏することを選択するとこうなります。

基本の手順の逆バージョンです。

 

さあ、それでは今日最後の練習問題

理想的な手順を2種類答えましょう。

練習問題3

3連符練習問題

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

実践的な練習に入って行くときに必ず、どうやって弾いたら良いのか?

という疑問が出て行きます。

基本的かつ大事なルールとしては、

なるべく同じ手を二回使わずに極力交互に演奏すること
自分の右側にある音は右手で
左側にある音は左手で

というように無理のない演奏方法・手順の選択を心がけましょう♪

今回はその中でも、こういう場合には許されるというものを紹介してみました。

忘れないうちに↓

答え

練習問題1

右、左、右(左がカット)

練習問題2

右、左、(右がカット)左

練習問題3

3連符の下降形手順

 

 

 

 

 

音形が高音(右側)から低音(左側)に進むので右手から動かします

 

次回は8分音符・16分音符を使った基礎トレーニング編。

それが終わると2本マレットの演奏的ニックの山場!!

トレモロ奏法の紹介に入って行きたいと思います♪

乞うご期待!!

 

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