今回は、マリンバをピンポイントで良い音を慣らすためにはどこを叩けば良いのか!!解説していきたいと思います♪(そもそもすぎるって話だけど)
今更ですが、とっても重要。
- マリンバの音量が鳴らない!!
- 女性だから音が小さいの?
とか色々質問を受けるのですが、結論から言うと
誰でもしっかりとした音色が出せます!!
ただし、演奏をするためのコツがあるんですね♪
そこのところ詳しく解説していって、トレーニングも紹介したいと思います。
鍵盤の演奏していい場所・いけない場所
かなり基本的な話で、過去の記事にさわりだけお伝えしたことがあると思うのですが、
マリンバの構造とも大きな関わり合いがあるので、今一度自分の奏法を見直して改善していってくださいね♪
下の写真で大まかなイメージがつくと思うのですが、手順を踏んでいきましょう♪
ここでは黒鍵の演奏場所について、お話ししていきます。
1番音色のいいところ
前提として音程にあったマレットをチョイスできているかどうか、ということはあるのですが、一枚の木の板のどこを弾いたら良い音を奏でられるか。(考えるまでもないか)
答えは赤丸の中心。
なぜですか?
そう!!パイプが中央真下に配置されるように設計されているからです!!
パイプの役割はマイクのようなものです♪
ここにしっかり当たれば、当然音は大きくなる。
と、こういうことです。
白鍵盤の場合も当然そうなのですが、マリンバの構造上白鍵盤は演奏場所に迷うことがあまりありません。
当然のように中心を狙ってください。
これに対して黒鍵盤は中心に行くまでに距離があるので、意識しないで演奏していると中心より手前を演奏してしまうことが非常に多いです。
狙っているつもりでも届いていないなんてザラにありますし、素早い動きの中で確認するのは、実はなかなか難しいことなんです。
なので演奏する際には基本的にこの真ん中をなるべく狙います。
なぜなるべくなのかというと、
このターゲッティングがずれてしまう可能性があるから
なんです。(ここには後で触れていきます。)
もっと言うと、真ん中より少し奥を狙うように習慣化しておきましょう♪
で、ここでマリンバの演奏の難しさを再確認することになってしまうと思うのですが、
一枚の鍵盤は大きいので、的が絞りやすい!!
と思っている方もたくさんいると思うのですが、実は違う。
一枚の鍵盤に対してクリティカルヒットが出る可能性があるレンジ(範囲)は狭いのです。
絶対に弾いてはいけないところ
ここどこだと思います?
楽器がある方は一枚の鍵盤を端から端まで弾き比べてくださいね!
実際の経験に勝るものはありませんから!!
答えは、青丸のところ。
これ写真だとわかりづらいかもしれませんが、青丸のところには何があるかと言うと、
紐が通っています。
その紐を鍵盤同士で連結していくために【穴が空いています】。
よって振動を抑えてしまうわけなんですね。
なのでよっぽどの意図がない限り、ここは触らないでください!!
弾いても良い場所
上記までの説明では、一枚あたりの鍵盤で演奏して良い場所が全体の20%と言うことになってしまいますが、弾いても案外音がなってくれる場所もあるので補足的に解説していきます。
が、もちろん100点の場所ではないので、ケースバイケースでこんな場合もセーフ!
ぐらいの認識でいてください♪
では写真で解説していきます!
なんとなくお分かりいただければ良いなと思うのですが、
絶対に弾いてはいけない紐の上を除いて考えた時に気になるのが、
手前の黄色の丸の部分だと思います。
ここ、パイプとの距離が見てわかる通り遠いので、基本的には良くないことには変わりないのですが、紐の上を弾くよりも断然良い音がします!
音符の組み合わせの妙でどうしても黒鍵の中央を演奏することができない!!
ということがあれば、苦肉の策で演奏する場所としては、ベターです。(ベストではありませんが)
そして真ん中の楕円のエリア。中央から離れていくことによって演奏する場所としては減点されていきます。
が、
どうしても演奏していく中で、ニアピンの場所を演奏してしまう時があると思います。
なので先ほどの項で、なるべく中心を狙っていくという言い方をしました。(ここも応用技術として音量を下げるなどのテクニックの代用としては、使う可能性もあります。)
原則的に意図的にずらすことはあっても、中央を狙っていくということには変わりありません。
効果的な練習
この弾く場所のコントロールということで役に立ってくれるのが、
半音階(クロマティックスケール)と呼ばれるものです!
今まではお隣の音を演奏していく練習がメインでしたが、この半音階、その名の通り「ド」から半音ずつ上がって下がってくるトレーニングです。
腕のトレーニングとしても当然導入できますが、ここで得られる最も大きな経験値は、
自分から見たときに位置関係の異なる白鍵盤と黒鍵盤を、同じ音量で演奏できるための練習ができること
に尽きます。
基礎練習って目的もなくやると本当にキツイです。(特に大人になってからは)
子どもたちには逆に難しいことを考えずにガムシャラにやってもらって良いのですが、
大人の読者の皆さんは、
【正しい場所を演奏できるようになるので半音階を練習する】
と、練習後の自分が得られる景色みたいなものを明確に持つようにしましょう♪
僕は、今日までの30年間に及ぶマリンバ人生の中で、これがあったから続けられていると思っています♪
では!練習していきましょう♪↓
半音階練習
まずは、演奏する前に手順を確認していきましょう♪
1回目は右手から練習していきます。
2回目は左手からにしていきましょう。
まず、何も考えずに1度演奏してみましょう♪
すると、黒鍵盤を演奏する腕が変わっていることに気づきませんか?
音符の上に書いてある手順の↓の部分が正にそうなんですけど、
最初の「ド・レ」の#は左手で演奏しているのに対して、
次の「ファ・ソ・ラ」の#は右手
次の「ド・レ」の#は左手
その次の「ファ・ソ・ラ」の#は右手
法則性に気付きました?
2つ一塊りの黒鍵と3つ一塊りの黒鍵で演奏する手順が変わっている。
ここが目で見て押さえるべきポイントです。
じゃあ、どこで手順がスイッチ(入れ替わること)しているのでしょうか?
それが、#を持たない「ミ・ファ」と「シ・ド」の部分なんです。
ここには★マークを表記しておきました♪
ここが演奏している中で特に集中しなければいけないポイントになっていきます。
最初はゆっくり練習しながら、右手・左手の両パターンで演奏できるように練習してみましょう♪
♩=70から練習していき、最終的には最低でも2倍のスピードになる辛いまで練習していきましょうね♪
このスピードまで来ると、同時に目のスピード感を鍛える練習にもなりますから!
ステップアップ練習
やることは同じなのですが、音符を16分音符にしてさらにスピードを速くする練習としては、こちらの方がテンポが感じやすくなるので、こちらを参考にしてみてください♪
こちらのマックススピードは、♩=160まで!!
チャレンジしてみてください♪
ちなみに!僕は200ぐらいまで出ました!(速けりゃいいってもんじゃないけど)
まとめ
はい、今日はここまで!!
いかがでしたか?
わからないことがあったら、なんでもコメントしてください♪
個人的なことで他の方には見られたくない。という方は
お問合せからお悩みのご相談をいただいても全然構いませんので!
(こちらのサイトでは後者の方が圧倒的に多い)
では次回乞うご期待!!
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