こんにちは!マリンバ奏者の宮野下シリュウです。
今回は、マリンバを勉強するすべての人たちに
マリンバの奏法勉強をしていく上で、
主にネット情報収集の際に気をつけること
をテーマにお話をしていきます♪
今日、様々な媒体で実演の動画が見れたり、このブログのように演奏の技術などの情報を得られることが当たり前になりました。
いずれも【無料】で情報が手に入り、独学の際に役立つ情報もあるでしょう。
今回は、
【無料でどこまでの情報を得ることができるようになるべきか】
について話し、見聞きしたテクニック自体を自分のテクニックに直結させる
【スキルハント】のテクニックを紹介していきたいと思います。
盗むのに必要なのは「演奏動画」
以前、勉強するのに最強のコンテンツは
Youtube
だ!
と紹介したことがありますが、その答えは、変わりません。
Youtubeに動画を載せている演奏家たちは、
- 再生回数や登録者数を伸ばして広告をつけるため
- 自分の演奏の宣伝のため
- ファンの獲得や商品の販売促進のため
など、様々な利点があって演奏動画を載せています。
動画を見る方にも様々いることでしょう。
純粋にファンだ!
という方も当然いますが、
ライバルの動向を知りたい、、、。
というような人も少なくないでしょう!
かくいう僕も海外のプレーヤー中心ですが、マリンバプレーヤー漁りをよくしますw
主に、各国の曲の流行りや若い世代のミュージシャンのマリンバの使い方のリサーチのためです。
マリンバを勉強中の皆さん(僕も含めて)の主な目的って、
- 自分の演奏する曲の全体像を掴むためのデモ演奏を求めている
- マリンバの良い曲を探して課題曲にしたい
こんなところだと思います。
「音楽なんだから、耳で聞いてしかるべき」
なんてことをよく耳にしますが、耳の性能は人それぞれです。
音源自体の質が良かったりすると、演奏のイメージには繋がるかもしれませんが、
どんなテクニックが導入されているか
までは、ハッキリ言ってわからないと思います。
そこで、着目するのは
演奏時の奏者の体の動き
です。
テクニックは【目】で盗んで【耳】で答え合わせをする
この順番は普遍的なことなので、間違えないように。
「〜さんのようなプレーヤーになりたい!!」
と思った時には、その人の演奏時の動きをよく見てください。(※容姿は除く)
そして、その
動き(テクニックに相当する部分)に対してどんな音色が生まれているのか
分析していきましょう♪
演奏時の動きで見るべきポイント
演奏者の動きの中で見るべきポイントは下記の通り、主に
- 目線の位置
- マレットの動かす際の腕のフォーム(手首、肘、肩、背中の使い方)
- 移動方法・タイミング
- 重心の置き方
- 指先の細かなコントロール術
- 音が鳴らされた後の音の逃がし方(処理の方法)
などですね。
逆に言えば、上記のポイントが皆さんの改善ポイントに繋がっていきます。
- マレットは垂直に鍵盤に向かっているか
- 演奏時に体の動きが横に流れてしまっていないか
- 不必要な動きをしていないか(演奏時に止まっている時間はないか)
など
挙げればキリがないのですが、ここを答え合わせしながらテクニックの改善に努めることも立派な勉強です♪
どうしても目が行きがちなマレットの先端が、
チェックポイントになっていないことに気づきましたか??
ここが
勉強をする上で見る必要がないポイント
です。
マレットの先端の動きを見せたいのは、動画の撮影者の見せたいポイントであって、マリンバを勉強をしている人間が見るポイントでは断じてありません。
見よう見まねでテクニックを導入してみても、体の動かす感覚が伴っていないと当然真似できないのですが、原理を理解するだけで、見るポイントは自ずと絞られてきます。
テクニックを習得するキッカケ
「あの人は〜ができるのに、私は何故〜ができないんだろう」
なんてことを考えられるようになったら、答えまであと一歩です!!
この時の考え方は↓
「〜を実現するために必要なテクニックで、他の人と自分の違いは何だろう」
です。〜が指すのが具体的なテクニック。
例えば、ここに「速弾き」というキーワードが入るとする。
となった時に、皆さんは参考にする動画の中で奏者の腕の動きをまず、見るべきです。
肘から先の前腕部分を上下させている人はほとんどいません。
手首の高さを出来るだけ固定して、手首から先の柔軟性だけで演奏しているマリンバ奏者がほとんど。
これに気づけると、トレーニング方法も自ずと見えてきます。
ちなみに速弾きだけは、自力に頼らざるを得ない部分があるので、下で簡単なトレーニングを紹介します♪
楽器を使わずに簡単トレーニング
手を早く動かすトレーニングの初歩で、打楽器経験者は誰でもやると思うのですが、
体を叩く練習方法の紹介をしていきたいと思います。
座っていても立っていてもできるので、片手間にできる画期的な練習方法ですよ♪
- 肘を自然に曲げられるような体勢で手の平の付け根を腿の上に置く
- 付け根部分が腿から離れないことを意識してなるべく速く腿を連続で叩く
- 両腿の刺激や耳の情報、手首の返しを目で確認しながら均等に音が鳴るように調整する
コレだけです♪
どこでもできますが、静かなカフェなどでは避けましょう♪
打楽器奏者あるあるですが、カフェで無意識のうちにパタパタとリズムを打ち出してクレームがつくこともしばしば。(僕も経験者です)
どうぞ、お気をつけて♪
まとめ
テクニックを盗むことは、悪いわけではありません。
しかし、ただ盗むだけでは意味がない。
盗んだ後にその技を磨き、自分独自のテクニックに昇華させる必要があります。
ほとんどのマリンバ奏者が、自分自身のテクニックを論理的な思考で紐解いていない現状を考えると、技は盗み放題&磨き放題。
それほど、できるようになってしまったテクニックに対する探究心は薄れがちですからね。
- 見て盗む
- 検証する
- 耳で確認する
- さらに磨く
もちろん人によりますが、講師の中にも日本人の特性上、教える時にキモの部分を伝えない人もいます。(鎖国していた国だけあって、結構隠蔽体質なところがあります)
よって、個人的に研究するということも殊更、重要です。
是非!!実践してみてください♪
この導入テクニックで、スキルアップに繋げていきましょう♪
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