こんにちは。
今回のテーマは国内の音大に通っている全ての方たちへ、
卒業後の活動を見据えた学校生活のススメ的なことを経験談も含めて何回かに分けてお話ししていきたいと思います。
まず前書きとして、
僕が通わせってもらっていた音楽大学は、打楽器科1学年に30人ぐらい、実技指導の先生は有名講師揃いで10人ぐらいいらっしゃいました。
卒業後、学年のうちミュージシャンとして活動しているのはまず各学年の20%以下。
それだけで生活している人数はさらに少ないでしょう。
狭き門だから仕方ないんじゃない?と一般論はこうですが、
これだけじゃない!!
と断言できます。
ミュージシャンとして生きるために
もし、ミュージシャンとして生活していきたい!!
となった時に、卒業後の進路を見据えるって難しいことです。
特に音楽に自分たちの時間の大半を使った音大生ってお勉強が苦手な人も多いんじゃないのかな?
なんて思います。
そこでプロフィールづくりを念頭に在学中にやれる事を紹介していきたいと思います。
もちろん技術的な問題はありますから、ひとえに皆さんに該当するかはわかりませんが、
何か手助けになれば、、、!!
在学中の過ごし方のススメ
これは相当重要。
まずは
具体的に卒業後何がしたいか決める
-
- オーケストラに所属して団員として演奏していきたい
- バンドをやって定期的にライヴをしながらメジャーデビューを目指す。
- 先生としてレッスン教室を開催したい
- 事務所などに登録してフリーランスとして演奏していく
- 就職活動をして音楽業界・もしくは業界に関係なく仕事をする
- 教員になる
-
など
これに対して、在学中に何をするのかが明確になっていきます。
見据えた目標になるべく
何をおいても演奏実技に関しては死力を尽くす!これに尽きます。笑
なんにしても、実技指導を受けられる現場はここだけです。もちろん卒業後もいくらでも望んでレッスンは受けられますが。
そして、ミュージシャン志望の場合は、どんなスタイルにつけてもプロフィールを見られることになります。
バンドをやるにも自分がこんなことができるよ、なんていう風にセルフアピールする瞬間もあるでしょう。
そんな中で、自分がどれぐらいできるんだ!とかこういう勉強をしているんだ!と、
数に埋もれてしまいがちな学園生活の中でアピールしなくちゃいけない。
これは周りの先輩・後輩はもちろん、先生方にもです。
学校生活の中で守られているうちから、セルフプロデュースすることに慣れていきましょう!
学校内で自分の名前をとどろかす事が出来ずに、どうやって世間での知名度を得られるの?
ってなっちゃいますからね。
プロフィールの構築・書き方
プロフィールには、複数の構築・書き方があります。
色々なミュージシャンのプロフィールを見ていると違いがあってとても勉強になります。
これを見て、どういうことをするとプロフィールに書けると考えていくと、行動の明確化につながるでしょう。
迷った時には参考にするのも全然ありです。
ちょっと分析してみましょうか!
クラシック型プロフィール
僕のプロフィールもこれですね。ちょっと僕のは
違うかもしれませんが、概ね演奏家という風に
自分を銘打っている方たちのプロフィールに
記載されている内容は次の項目が多いようです。
- 楽器演奏歴
- 最終学歴
- 獲った賞の紹介
- CD/販売コンテンツの紹介
- 師事した先生の紹介
- 受講した講義の紹介(有名講師のマスタークラスとったんだぜ!!みたいなこと)
- 所属バンドや現在の活動状況
-
ポップス型プロフィール
- 楽器歴
- CD・バンドの紹介
- サポート実績・レコーディング参加紹介
- メディア紹介
- SNS/HP紹介
- ポリシー/演奏スタイルの紹介
-
セルフプロデュースまとめ
コレは、どちらが良い!!ということは、100%ありません。
ただ、現場によって多種多様に言葉選びをしたりということは、求められるかもしれませんが、注意点だけ書いておきましょう。
プロフィールはあくまで自分のことを書く
どんなに偉い先生、どんなに有名な先生に教わったからといってあなたにハクが付く訳ではありません。
プロフィールが短いから書いておこう!と思ってるならオススメしません。
著名人をサポートしたというのなら話は別ですよね。
同時に演奏するということはチャンスを手に入れる準備があった
ということなので、信ぴょう性も高いです。
実績、主にコンクールの名前を入れる時の注意
コレ、結構危ういです。
知り合いの大道芸人さんに聞いて昔ハッとした事があったのですが、
「こんなもん誰も調べないから適当に書かれてる事多いぜ」
と。こーわっ!
「全米1位とか、世界選手権1位って先入観があったらやりやすいじゃん?」
と。こわこわこわっ!詐欺じゃないですか!!
と思うのですが、ステータス文化の日本人にはいい目くらましになってしまうって事なのでしょう。
僕も絶対騙される!!
心眼で見よ!!と昔の偉人の言葉が胸に刺さります。
もちろん嘘をかけなんてススメじゃありませんよ!笑
僕がその時に思ったのは、書いたコンクールの名前の価値を決めるのは、受賞者たちのその後の活動次第なんだ!と。
書くからには自分に賞を与えてくれたコンクールの名前を自分の手によって有名で価値のあるものにしたい!と思って欲しいです。
自分の頑張りを裏切らないように、他人の頑張りに水を差さないように
噛み締めたいですね。
次回は、オーディションに焦点を絞ってさらに深掘りしていきます。
乞うご期待!
コメント
[…] さて、今回も前回の記事に引き続き音大生の方達のための […]