【吹奏楽部のパーカスの皆さん!!】あなたの音聞こえていますか?

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今回はマリンバのマレットの選び方の中でも【吹奏楽の皆さん向け】!!

ショッキングなタイトルですが、吹奏楽の指導に行くと結構この問題を感じます

マリンバ・ヴィブラフォンの音全く聞こえない問題

これ、かなりシビアな問題です。

先生に吊るし上げられないから、結構好都合!!なんて思わずに、これを機会にマレットの選択で問題を解決しましょう♪

周りの音に埋もれる危険性

吹奏楽部の備品のマリンバ、状態の良いものって結構少ないのです。

特にマリンバ、ヴィブラフォン!!

登場頻度などの観点から維持費や備品の調達の中で、後回しにされやすい楽器なのですが、マレットの選択で楽器の鳴りが悪い等の問題をある程度解決できることもあります!!

マリンバやヴィブラフォンって他の楽器に比べると、台数は一台で固定されているし、周りには大きな音の出る打楽器に囲まれているし、金属の音に比べて音の飛ぶ速度は遅いしで、そもそも自分の出した音が指揮者(顧問の先生)にすら届かないこともしばしば。

指揮者(先生)だって人間です。気をつけて聞こうとしなきゃ聞こえてこない音だって当然あります

だからこそ、僕(私)はここにいるよ!!

アピールしないことには、アドバイスすらもらえません

※これに関しては、先生の楽器の専門性がどこにあるかによっても起こる問題ですが、打楽器は割に専門的なアドバイスがもらえていないように感じることが多いです。

基本的な技術に関しては、このブログの中で伝えていることと変わりありませんが、吹奏楽の中で使用するべきマレットと、マリンバのソロやアンサンブルコンテストで使用するべきマレットは全く異なります。

もちろん吹奏楽部の備品のマレットを使っている学生の皆さんもたくさんいると思うので、あるもので対応できればそれがベストなのかもしれませんが、できれば積極的に先生や先輩後輩とディスカッションして、備品充実の願い出をしましょう

また、打楽器の皆さんは楽器を個人で持つ必要性があまりないことも事実なので、マレットを買ってもらう、シェアすることもできると良いですね♪

基本は綿巻きマレット

吹奏楽における打楽器の位置を考えると、音が飛びづらい

なぜなら、マリンバやヴィブラフォンが大きな音の出る打楽器(バスドラ・シンバル・ティンパニなど)と一緒に配置されているからです。

もちろんマリンバより小さい音の出る楽器なんかいくらでもあるのですが、木管楽器やその他の金管楽器にしても、必ずグループ化されていますよね?

それに対して、一人で演奏するマリンバ・ヴィブラフォンなどの楽器を皆さんの力で対抗するのには無理があります。

よって、よっぽど低音が出てこない場合には、基本的には

綿巻きのマレットを使用しましょう!!

学校の備品の中にも必ずあります

YAMAHAのマレットが常備されていることが多いと思うのですが、 YAMAHAさんはかなりの数の綿巻きマレットを生産しています。

この中でもHard(硬い)・Very Hard(とても硬い)マレットを選んで使っていきましょう

マレットの探し方は、

ボールが小さいもので、綿の糸でボールが巻かれているもの

そして結構重要なのが、先端のボールの重みが軽すぎないもの!!

これはどんなに静かな曲の場合にもです。

うるさい!!とか静かに!!

と言われてから弾き方を変えましょう♪

これ、指揮者(先生)に自分の音が届いた証拠です。怒られているわけではありません!!

音の目安としては、

思いっきりマリンバを演奏した時に耳がキンキンするぐらい

が良いでしょう♪

どうせみんなで音を出したら徐々に埋もれていきますwww

強弱のつけ方

前の記事で強弱についても触れているのですが、強弱は【相対的につける】がキーワードです。

僕の記事では、ソロ(一人で演奏すること)を前提でその話をしましたが、アンサンブルの場合には話は別です!!

特に大人数のアンサンブルの場合には、【周りと比べて強弱記号を考える】ことがとても大切。

これをコントロールするために指揮者がいるのです。

強弱記号はとてもつけるのが難しいのですが、合奏をしながら気をつけなくちゃいけないことがいくつかあります。

それを押さえていきましょう♪

演奏している時の人数を知ろう!!

一人だけでマリンバが抜かれるときは(ソロをとっている時)、皆さんが思う強弱記号で演奏しても十分に音は聞こえますが、全体で音を出している時特にf)にはそれでは全然足りないことがあります。

全体の音量と自分の出している音量が本当に同じぐらいなのか

を考えて演奏すると見えてくると思うのですが、全体合奏の時の強弱記号は、一段階強く出しましょう

※特に女の子が多い吹奏楽では、大きな音を出すための力がまだ十分ではないことが多いので、大きい音はより大きく。小さい音でも小さくなりすぎないように気をつけましょう♪

気になる音と気にならない音

大きい音を出そうと頑張った結果、音の出し方が雑になったりすると良い結果が得られません!!

乱暴に叩いた音は、雑音が混じるので指揮者(先生)が気になる音になりがちです。

演奏している曲や、そのフレーズにふさわしい音色作りも当然大切です。

これをマレットの力が伴わないのに、無理に大きな音を出すよりもマレットの力を借りてコントロールしながら音を出した方が圧倒的に良いのと、体への負担も軽くできます

もし、先生方の目に止まるようなことがあれば、子どもたちのために無理のない選択ができるような備品集めにご協力ください♪

自分の役割を理解する

これは少し難しい話になってきますが、演奏している曲の中で自分のパートがどんな役割をしているのか、考えることもとても大切

例えば、メロディを担当しているのか、それとも効果音的な役割なのかハーモニーを担当しているのか

これが楽譜の中から理解できると、打楽器のレベルは飛躍的に向上します!!

メロディラインは、周りにもメロディを引いている楽器が当然いるでしょうから、なるべく大きく

ハーモニーはトレモロを使うことやバッキング(伴奏の重音リズム)が多いので、大きく出しすぎずにリズムを際立たせる

効果音はケースバイケースですが、高音の場合には軽やかに歯切れよく

中音から下の音域は重みをつけて

とテクニックも当然必要になります。

音符を読むことも当然大切ですが、練習をしてその先のステップまで進めるようにしていきましょう

まとめ

今回は、全体的なことを少しずつ大まかにお伝えしましたが、鍵盤打楽器のことについては少し掘り下げてシリーズ化していきたいと思います♪

学校の再開を受けて、少しずつ部活動の練習も始まってくる時期だと思うので、参考にしてみてください♪

では、また次回♪

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