今回は防音対策編のその2という事で、自宅でマリンバを演奏する上でどんな防音が有効かお伝えしていきたいと思います♪
前回の記事では広く、ドア防音やマリンバに対する防音の知識などをお伝えしていきましたが、今回は開閉で直接外につながる【窓】に焦点を合わせてお話ししていきます。
家の中の防音ももちろん大事な事なんですが、問題は外に音漏れしてしまう事。
僕はこんな対策をしているよー!
ということも含めて紹介していきたいと思います♪
マリンバの配置
そもそもマリンバは響きが豊かなので、まず【振動】がすごいです。
この振動が床や部屋の壁を伝って建物全体を伝っていってしまうため、前回の記事でマリンバ自体を浮かせる防音対策なども紹介していきましたが、今回はこれをさらに軽減しながら、音を漏らさないようにする対策を順を追って説明していきます。
そもそもマリンバを窓に向かって配置すると良くありません。
正面に向かって音が飛ぶように設計されているので、窓に向かって演奏してしまうと、音は直接外に出ていってしまうので、まずはこれをしないようにしたいですね!
結露の心配なんかもあるので、楽器のことを思っても窓近辺の配置は望ましくありません。
窓の近くには配置しないように!!
なんてことを楽器購入時にメーカーの方から言われた人もいるんじゃないかな、と思います。
なるべく部屋から廊下に向かって(自宅スペースが陸続きになっている方向)音出しするのが、まず選択としては良いでしょう。
マンション住まいの方は難しいかもしれませんが、一軒家にお住いの人は近隣の家の方向を向かないように空いているスペース、または道路に向かってマリンバを配置すると良いでしょう♪
まずは吸音する
いきなり防音しようと思っても、それはなかなか難しいです。
僕なんかも経験があるのですが、コンサートホールなどではステージで気持ちよく音が響いていくのですが、ロビーコンサート等で下が絨毯(じゅうたん)張りの場所や会場で演奏すると、マリンバの響きがいきなり悪くなったりします。
これ絨毯が音を吸ってくれているからなんですね。
吸音させてある程度音の小さくなったものを閉じ込めるようにするというのが、効果的な防音につながります。
もし、マリンバのお部屋のカーテンが薄かったら、まずはここから補強しましょう♪
僕の場合は、こんな感じで窓をしっかり覆ってあげています。
通常のカーテンの2倍ぐらいの重さの防音用のカーテンです。
このカーテンでマリンバの音を多少削って吸音させていきます。(これだけでも多少効果はあります)
しかもこの手のカーテンは、オンラインショップでも普通に売っています。
この上でやはり↓
二重窓防音
現状これしかないかなと思います。
もちろん業者さんに入ってもらいました。(DIYするとなったら大変です)
カーテンの内側はこんな感じ↓
元々の窓枠からさらに手前側に枠を作って窓をはめ込みます。
そしてよく見てもらうとわかると思うのですが、窓と窓の間に奥行きが少しあって、余裕を持たせています!(下の写真の方がよくわかるかもしれません)
この空気の層を作ってあげることこそ、防音をする過程で1番重要なことです。
完全防音のスタジオなんかでは窓がそもそもなかったり、ドアが二重ドアになっていることが多いですよね。
この開閉によって出入りがある場所は音が漏れ出るポイントなので、空気の層を作ってあげることによって音を削って小さくする必要があります。
雨戸がある場合には閉めてあげるとさらに良いですね!
断熱材が防音(吸音)効果を底上げ
この断熱材、お部屋や家の熱や冷気を逃さないだけではなく、吸音効果もあることってご存じですか?
グラスウール吸音ボードとして売られているものや、グラスウールを細かくしたものが袋詰めにされているものなど、様々な商品がありますが、窓との防音の組み合わせは非常に相性が良いです。
値段も手頃で手に入るので、参考までに。
このご時世、【換気】が重要なので窓を締め切りにするのは少し怖いですよね。
なので、取り外しができるこのボードを使ったこの対策は、オススメです!!
僕の場合は、二重窓の窓と窓の間にこの断熱材を敷き詰めているような感じなのですが、ボードを取り払えば、窓も開けられるので、手間はそこまでありません。
二重窓にしたからといって完全防音されるわけではないので、さらに補強したいという場合には、是非検討してみてください♪
まとめ
今日は窓に絞って紹介をしてみました。
やはり、マリンバを練習するのに1番大変なのが、練習環境を整えることです。
簡単に持ち運びができるものとは言え、練習の度にそれをするのはやはりオススメではありません。
ある程度対策をして、練習できる環境を作るのが1番なので参考にしてみてください♪
では、また次回♪
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