このブログでは初めてのテイストの考察ですが、
テーマはタイトルの通り【僕たち、私たち今後どうなるの?!】
持続型給付金の給付や、各県や自治体による中小企業・個人事業者への援助を受け、
- 今後どういう展開になるか
- どういう活動や準備が必要か
- 今やるべきことは何か
ぐらいにテーマも絞って綴っていきたいと思います。
今回はまず、まえがきのような回です♪
リアルな活動の難しさ
現時点で、僕は(みなさんそう思ってると思いますが)
今年度1年間の集客型の活動は難しいと正直思っています。
だってそうでしょ?
集客型のイベントしまーす!!
来てくださーい!!
完璧に対策してますー!!
と声をかけてみたりする。
怖くて行くのどうしようってなりません?
自分が楽しむだけで家族に危険が及ぶようなことできないな。
って。
これを見越しての【持続型給付金】なんです。
持続型給付金
持続型給付金は年ベースで中小企業や個人事業主の方々の損失金の一部を保証しますよ!!
という考え方ですよね。(詳しく知りたい方はもういないかもしれませんが、「持続型給付金」で検索)
ちなみに個人事業者である届出をしていなくても、50%以上減収があった月が前年度と比べて1月でもあれば誰でも申請できます。(青色も白色も関係なし)
※雑所得で確定申告をしてしまっているミュージシャンが大半だとは思いますが、これも修正申告して事業所得に雑所得の金額を移して対処可能。
話を元に戻しますが、裏を返せばこの制度を設けることによって、集客型の仕事をしている我々の近々の活動を活発化させないための抑止力にしたわけです。
僕たちに無理矢理活動をさせずに、感染拡大を防ぐことに国が尽力してくれたんですね。
わかったわかった!!
辛いよね、でもお金あげるからとりあえず無茶なことしないで、自宅で大人しくしてて!!
それが君のためでもあり、周りの人のためでもあるから!!
みたいな事です。
おそらく、現場型の大半のミュージシャンの方の収入は減収しているだろうと思うのですが、
100万円と諸々の補助でなんとか1年生きてね!!(きっつー)
という国からのメッセージ。
これは、僕個人の意見ですが、まず補助はもう金輪際(少なくとも1年の間はないだろう)受けれない。
家賃払いながら、ローンの支払いをしながら生活できるのかな?
と不安はありますが、いずれにしてもこの保証はありがたい。
でもそれは、
あくまで我々が何もしない場合は
です。
逆にとれば、この100万円を事業資金にして、
今後を生き抜く力を個人個人に蓄えてほしい
というメッセージなのではないかと。
活動の形の予測?
この持続型給付金の最大100万円という資金で、
何を準備して何をするためのお金にするか
を考えなければなりません。
その方法論として今回1番オススメしたくないのが、
いつ解除されるかわからない現実の活動を夢見て準備すること
です。(環境を受け入れないと、本当にミュージシャンが絶滅します)
夏には、今回の新型コロナウィルスの苦手な季節なので、一旦は影をひそめるという風に言われてますね。
ただ、ワクチンの開発次第で冬にはまたウィルスの得意な季節がやってくる。
現時点で第二・第三の感染の波は必ずやってくるだろうと。(各方面で言われておりますが、その真偽のほどは関係なく、そういう心づもりで動くべきだという事)
緊急事態宣言が解除されている県が次々出てきている中でも、現場復帰できている方なんていないと思うんです。
これも7〜9月に開催予定であったオリンピック・パラリンピックの開催が来年に持ち越しになった背景を考えると、上半期中の活動は絶望的。
もっと言うと、国は1年間の最低限の補助はしているんだから、1年何もできなかったとしても、、、
ここで、考えなければならないのが、
どういう活動が主流になってくるかをいち早く知ること
だと思うんです。
影響を受けながらも現状できる仕事内容
制作関係、例えば楽曲や音源・PVの作成などは当然環境によってはできますが、それぞれ個人のミュージシャンが全員できるわけではない。
レコーディング案件が舞い込んでくる可能性も人によっては少ないまま。
なので、これらの仕事は「タナボタ」(棚から牡丹餅)的に考えて、自分から動かないと何も生み出さないということを前提として考えたいものですね。
となると、
演奏動画を配信する
ことなどが挙げられると思います。
正に先日、都が「アートにエールを」という企画の募集をし、当日のうちに応募多数のため締め切りされたものがありましたが、こんな企画も実は、様々なところで実施されているんです。(すでに募集を締め切られているため、掘り下げません。)
ちなみに僕の地元、千葉県船橋市では、
この4月から小学校に通えるはずだった自宅待機中の真一年生に対して、
地元ゆかりのピアニストやシンガーらによって学校の校歌を届けよう
という企画があり、僕も参加させてもらいました。(テレワーク化して撮影された動画をYoutubeで公表するというもの)
なので、ここからは行政の打ち出す企画なんかにも積極的に応募していくという活動も必要になってきます。
要は「情報収集」する事に敏感にならなければならないという事です。
給付金の使い道
まず、僕が思う必要備品の第一位は、(楽器を除けば)
動画撮影用の備品
です。
今、時代は動画の時代を迎えています。
3G時代にはSNSの中でも写真が中心のFaceBookが、
4Gでは綺麗な写真や動画でInstagram/Twitter/Youtubeが流行り、
5Gでは動画の中でも限りなく遅延のないような高速度で滑らかな動画の通信が可能になるそうです。(LIVE動画やリアルタイムで配信される動画コンテンツなど)
演奏を見てもらうのに、生である必要がないと言うと語弊がありますが、
生でなくてもリスナーの方々に我々の演奏を届けることができるのです!!
(かく言う僕もそこまでの活動はできていないのですが、、)
ここで撮った動画をどこで見てもらうのか
という話になってくるのですが、様々な動画配信アプリがあります。
その中でもトップに選ばれるのが、先ほどからちょくちょく出てくる
Youtube
ですね。
不労所得を得られる可能性があるということが1番のメリットですよね。
現場に出向かないと仕事にならなかった我々から言うと、Youtubeは(厳しい条件こそありますが)動画に貼り付けられた広告の再生回数から広告収入を得られるのが、画期的
です。
他のSNSで有料配信をしたり、Zoomなどを導入してのオンラインコンテンツなど様々なものがありますが、タダ(無料)のコンテンツが豊富にある以上、なかなか収益化することが難しいのが現状でしょう。
僕自身も対面式で行なっているレッスンを、オンラインレッスン化さざるを得ない状況になりました。
とりあえずまとめ
今の現状を楽観的に考えたり、日常を取り戻す夢を見ているだけでは、きっとミュージシャンが日本からいなくなってしまう。
まだ、これでもマシな問題なのかもしれませんが、
我々にとって仕事ができないというのは、死活問題。
ここで個人事業や、フリーランスといった身軽だからこそできること
に目を向けるべきだと思うのです。
音楽や芸術など、文化の灯を絶やさないよう、
ミュージシャンとして生きてきた事に「責務」を感じざるを得ない今日この頃です。
もっとも、その意味を求められるのは今ではなく、何年も先の話かもしれませんが、、、
つづく
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