こんにちは!
今回は、マリンバは解体できるって案外知られていないのと、
吹奏楽部の子どもたちからマリンバの解体の方法がわからない!!
なんて話があったので書いておきます。
このために動画もちゃんと撮りましたよっ!!!
マリンバ構造
マリンバは図体の大きい楽器なので、
当然「組み立て・解体」を前提にメーカーさんが
設計にも力を入れてくれています。
重量も100kg超えなので、各パーツが重くなりすぎないように
という気遣いに敬服しています。
枠組み・鍵盤・音を豊かにするパイプ(共鳴管)
これらを小さく分け、且つ組み立て時の負担の軽減や
楽器へのダメージを最小限に抑えるために
詳しく解説していきましょう。
マリンバのパーツ紹介
- 黒鍵盤・白鍵盤
- ケタ(4本)
- 共鳴管(パイプ)2個
- 支柱
- 大足・小足
解体の手順
- 黒鍵盤を外す(低音側の金具を外す→高音側の紐を外す)
- 白鍵盤を外す(1)
- ケタの手前側・奥側の2本を外す(2)
- ケタを半分に折りたたむ(3)
- パイプを外す(白鍵・黒鍵順不同)
- パイプ中央の金属のつがいを外して折りたたむ(4)
- 真ん中2本のケタを外す
- 支柱を中央の連結部分から離す(5)
- 大足側・小足側それぞれから支柱連結部分を引き抜く
※注意ポイント
(1)マリンバは黒鍵盤が白鍵盤の上に乗っかっているため、
必ず先に黒鍵盤を外す。
(2)外枠に当たるこのケタ2本を抜かないとパイプが外せないため、順番を間違えない。
また、ケタ同士を連結するための金具がついているので必ず外してからケタを持ち上げる。
(3)ケタは大体のモデルが中央で二つに折れるようになっています。
半分に折りたたんでから梱包しましょう。
(4)パイプは4oct(オクターブ)のモデルと5octとで仕様が違います。
4octマリンバの場合は二つに折るだけですが、
5octマリンバの場合には下記のように低音側が外れ、
中音域から高音域のパイプが二つに折れます。
(5)この構造は各メーカーによって違うケースが多いですが、
中央部分のネジや金属の連結部分の構造を見て判断しましょう。
なお、外したネジは各パーツごとに混じらないよう、
しっかり袋に入れたりして管理しましょう!!
(よく無くなります。そして困ります。しかも怒られます。)
搬入出車両は?
解体をしないならトラックで運ぶことが余儀なくされますが、
皆さん、(僕も含めて)車はあるけどトラックはないですよね?
運ぶ最中のリスクも考えてトラックがある場合にも
解体してから積み込みましょう。固定して運んでも
「車内で倒れて壊れた」なんてたまに聞きます。
業者・メーカーの方も必ず解体して運んでくれます。
しかも!!普通乗用車に乗るぐらいコンパクトになります。
車内の広さで当然重ねたりすると楽器の「痛み」に繋がります。毛布などを使ってしっかり梱包しましょう♪
大きいに越したことはありませんが、自家用車に乗せられるという感覚で間違いありません。
組み立て動画(Youtube)
解体で大体説明しましたので、早送りで組み立ての動画を載せました!
見てみてください♪(画像が荒くて申し訳ありません)
組み立て動画が好きな方にもオススメかもしれませんね!!
(BGMは僕が作曲したYoutube用の音源です)
まとめ
いかがでしたか?
ちょっと早足で説明してしまいましたが、
わからないこと・質問等あれば、コメント・フォームよりいつでもご連絡ください♪
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