こんにちは!
一旦ここで「在学のススメ」の小まとめです。
これまでオススメの座学や、先生・講師の選び方や付き合い方なんかにも
触れてきましたが、大学でやったことをどう生かすか。
また、やってきたことと関連のある就職先を選ぶことができるか。
これがとても大事。
もし一定のジャンルに通用しないとなった時には、新しいジャンルの勉強をしなければならないことはある種、必須条件になります。
各シチュエーションごとに勉強内容がどう生きるのか
僕の専門外のジャンルもあるので周りのミュージシャンの聞いた話も含めてお話ししていきます。
ミュージシャンとしての進路先
- オーケストラ・ブラスバンドの団員
- ソリスト
- バンド、グループ
- フリー演奏家
- レッスン指導者(今回は割愛します)
進路先としては、これぐらいの進路先があります。
やはり安定感があるのは、大きな団に所属すること。
ただし、難易度も高いです。
下の選択肢の中でも自分自身がフリーの演奏家であることを経験せずに正規団員になったりすることって、可能性としては限りなく0に近いと思います。
なので、スタートはフリーの演奏家だと思ってもらって良いと思います。
ではそれぞれのジャンル別にやるべきことを書いておきましょう。
これは色々なタイミングがあることだと思うので、在学・就業時問わず書いて行きます。
競争率の激しいジャンルなので、受け身で勝手に好転する可能性は0です。
動きましょう!
オーケストラ・ブラスバンド
- オーケストラやブラスバンドの実技授業を取る。(音楽大学内には必ずある)
- オーケストラスタディ、座学なども取り、より自分の知識の専門性の強化を図る。
- 在学中に設営スタッフとしてバイトに潜り込めるチャンスから団の出入りをするなど顔を売ることも忘れない。
- そもそも団に所属する演奏家が教鞭をとっている大学を選ぶ。
- または、その演奏家に師事する。
- オーディションを受ける。
ソリスト
- 所属・登録音楽事務所のオーディションを受ける。
- 自分自身の演奏能力の強化はもちろんコンクールなど、(国際コンクール推奨)プロフィールの充実化を図る。(できるだけ個人の賞など)
- 容姿に気を使う(ないとは言い切れません!!)
バンド・グループ
おそらくインディースもしくはフリーでスタートすることが多くなると思います。
- オリジナル曲の作成。
- マンバーを精査し、グループの方向性やマーケティング層を明確化してキャラクターの確立を図る。
- ライヴの定期開催。
- ファンの獲得。
- SNSコンテンツ・サイトブログなどのネットコンテンツの充実化。
- オーディションを受ける。 など
フリー演奏者
- ひたすら自分を売り込む。
- ジャンルを超えることのできる演奏技術を身につける。
- コミュニケーションをよく取る。(飲み会など)
- 営業資料を送るなどする。
- レコーディング現場で対応できるように楽器等の備品の充実化を図る。
- サポート業に偏らず、自分自身の活動も展開する。
- SNS,ホームページサイトを作る。
現場の依頼主
ここでは実際にこんな人から声をかけていただいて仕事をしたことがあるという経験をもとに一部を挙げてみます。
- 出身地の自治体
- 行政(都府県や市からの依頼)
- ライブハウス・コンサートホール
- ホームページからの依頼
- 企業・ホテル
- 音楽事務所・イベント会社
- 自分の先生・先輩や後輩、友達などの知り合い
- ミュージシャン仲間からの誘い
人との繋がりは財産だ!!って言われる理由がわかりますね。
僕たちの仕事は、人と繋がっていることによって仕事に紐づいたりすることが多いです。
日頃から周りの人間関係を大切にして、セルフプロデュースの中にしっかり人との繋がりを大切にすることを入れておきましょう。
進路相談について先生はどこまで考えてくれている?
さあ、これが日本の音楽大学の学生さんたちが気になるところです。
例えば高校の先生・大学の教授・講師のように人生の分岐点に立った時に近くにいる存在の人たちが、あなたに何をしてくれるのか。
これは簡単で、何もしてくれません。
正確にいうと、あなたが何かアクションを起こさない限り何もしてくれません。
アドバイスをするにも何がしたいのか明確でない場合、かける言葉が見つかりません。
自分でやるしかないんです。
日本の教育現場の中でも一般企業に就職をする場合には、
対策を講じてくれるチームが設けられていますが、
「私は一人でやっていく!!」
と宣言した人間には、立場を尊重するという形を取らざるを得ないからですからね。
現状、音楽大学も私立の場合には商売ですから、
大学に入れる時には精一杯協力してくれても卒業後、
生きていけるように精一杯進路相談してくれる、
または卒業後の面倒を見てくれる先生なんてほんの一握りです。
だからこそ、在学中に限らず、精一杯勉強しましょう!
この本質的な意味に気づかなければなりません。
まとめ
ご家族の反対もあるでしょう。
周りに引け目を感じることもあるでしょう。
でもやりたいことを目指して後押しをしてくれる誰かのために
歩み続ける場合には、覚悟を決めなければなりません。
迷っているならば、やめるべきです。
(日本では、お前には無理だからやめろ。と愛を持って言ってくれることはないんじゃないかなと思います。)
良いことばかりでないのは何をしていても同じだとは思いますが、
辛いこともたくさんあると思います。
自分の現状をよく確認して、活動にボーダーラインを設けることも必要なこともあると思います。
が、一生懸命やるしかない!!と思える方は、突っ走ってください!
いつかこの記事を読んだという方と一緒に共演ができますように!!
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