はぁいっ!!(斎藤さん風)
前回の記事に引き続き調性の2弾!!
前回の記事では、長調の中での中心音の見つけ方をメインに色々な音からスタートする調の説明をしましたが、
今回はその各調の名前を詳しく紹介していきたいと思います。
音階用語集
過去の記事の中にも簡単に説明していますが、
多分さらっと流してしまっている方が大半だと思うので画像も貼っておきますね!
ということで今までは、ト音記号だ、ヘ音記号だと散々日本音階やイタリア音階のドレミを使ってきましたが、調の場合には敬遠してきたドイツ音階を使って理解していきたいと思います!!
ドイツ語音階
馴染みがないから嫌だなぁなんて言わずに、お付き合いください!
上記の表を見ていただくと、アルファベットなので覚えるのはさほど難しくはありません。
僕もこれを覚えたのは小学生の頃だったので、皆さんも絶対覚えられますから!
安心してください。
まず、覚えやすいように「ラ」からいきますよ。
A、H(Bじゃないの!?)、C、D、E、F、G(ラシドレミファソ)
この2個目のHがややこしいんですよね。またあとで説明しますね!
読み方
ドイツ語のアルファベットは基本的にローマ字読みしていきます。
A=アー
H=ハー
C=ツェー
D=デー
E=エー
F=エフ(そのまま)
G=ゲー
これを覚えたあとで、ドレミファソラシドの順番に並び替えて覚えていきましょう♪
Bはどこに行ったんだっ!!
これに答えるには、黒鍵盤の名称にも触れていかなければなりません。
ここからは少し難しくなりますよ。
黒鍵盤の読み方(#)
先ほど覚えたアルファベットの後ろに「is」(イス)をつけると#の読み方になります!!
ちなみに日本音階の場合には#=嬰(エイ)となります。(今まで生きてきて2回ぐらいしか書いたことないな)
黒鍵盤の読み方(♭)
次に♭は、後ろに「es」(エス)をつけると♭の読み方になります!
日本音階の場合には、♭=変(ヘン)です。一応覚えておきましょう。(それぐらい頻度が低いです。)
では、一気に紹介↓
上が#のバリエーション、下の段が♭のバリエーションです。
ここでっ!!やっとB=ベーが出てきました!!
細かい説明は割愛しますが、シ♭にBが先に使われてしまったため、アルファベット上のGの次Hがシの音にあてがわれたわけです。
注意ポイント
前回の記事でも軽く触れましたが、同じ音の場合でも#・♭のどちらが付いているかによって呼び方が変わるわけなのです!!
長調・短調の読み方・呼び方
長調はdur(ドゥアー)、短調はmoll(モール)と読みます。
なので「ド」を中心音とする長調の場合にはC dur「ハ長調」
「ド」を中心とする短調の場合にはc moll「ハ短調」
となります。
そう!短調の場合には、音階名を大文字にしないというのも大事なポイントです。
練習問題1 ド#・ソ#・ラ#を中心音とする長調の名前をそれぞれドイツ語音名・和名で答えなさい。
練習問題2 ミ♭・ソ♭・シ♭を中心音とする長調の名前をそれぞれドイツ語音名・和名で答えなさい。
答えはいつものところに↓
まとめ・答え
はぁいっ!!2回に分けて説明してきましたが、いかがでしたか?
今回も覚えることはたくさんあったと思いますが、ルールをしっかり覚えられると意外と覚え方は単純です。
しっかり覚えて忘れないようにしましょう!
今回は和名音階にも触れましたが、正直お勉強の場を一旦出てしまうと、どこでも使わないのでテストでもない限りは覚えなくていいです。
英語はkeyとして使うのでまた別の機会に説明していきたいと思います♪(こっちの方が単純明快で使いやすい)
この回を元に実際に演奏するコーナーでは、全調性でのスケール・アルペジオなんていう練習もスタートしていきますので、近日紹介していきたいと思います♪
楽譜の読み方コーナーの次回は、移動ド・固定ドの考え方に触れていきます。
音階を読んでいく中でとても重要な考え方になりますので、しっかりと押さえていきたいですね!
ではまた次回!!
答え(忘れるところだった)
練習問題1
- Cis dur(ツィスドゥアー)嬰ハ長調
- Gis dur(ギスドゥアー)嬰ト長調
- Ais dur (アイスドゥアー)嬰イ長調
練習問題2
- Es dur (エスドゥアー)変ホ長調
- Ges dur (ゲスドゥアー)変ト長調
- B dur (ベードゥアー)変ロ長調
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