はい、今回は前回しれっと出してしまって説明するのを忘れておりました
休符と3連符の紹介がメインの回になります。
ちょっとずつ難しくなってきましたね。
3連符は感覚的理解が伴わないと演奏することが難しいので、わからない場合には無理に理解しようとせず、落ち着いてから見直していただくのも良いかもしれません♪
休符
前回まで音符(動作を表す記号)を紹介してきましたが、それに伴い、動作を制限する記号というのがこの休符です。
前回紹介してきた全ての種類と同じように休符も全ての種類で違う表記をします。
これも一緒に覚えていきましょう♪
全休符
名前の通り、1小節の間何にもしないで!!というのがこの全休符です。
この小さいボックスがどこについているかよく確認しておきましょう!!
2分休符
これが厄介ですね。笑 2拍休む2分休符。
先ほどの全休符は第4線の下、こちらは第3線の上にくっついています。
わかりづらい!!と思うかもしれませんが、読む場合には心配はありません。
小節内に他に音符があるかないかで2分休符なのか、全休符かわかるからなのです!
多分ミュージシャンでも厳密に読める人は少ない気がします。笑
4分休符
ここから下で紹介していくのが使用頻度の高いものです↓
この不思議な休符が4分休符。実際に書くこともあるかもしれないのでこれはしっかり覚えましょう♪
練習問題1 何拍お休みしますか?
8分休符
8分休符がこれです。
僕は小さい頃にこれを「ナメクジ」と覚えた記憶があります。
ここで注意ポイント!
8分音符は2つ並んだ時に、♪と♪同士が手を繋いで→♫というように形を変えますが、
8分休符が例えば2個並んでも下記のようにくっつくことはありません。
8分休符は2つで1拍になるので、本来4分休符で描かれることが多いからです。
練習問題2 1つで何拍お休みしますか?
16分休符
16分休符はこれです。8分休符と似ていますね。
僕はこれは「シジミ」で覚えていました。(子どものイメージってすごいなぁ)
練習問題3 1つで何拍お休みしますか?
答えはいつも通りまとめの下に↓
休符の使い方・使われ方
全休符は例外として、それ以外の休符は音符と組み合わせて使われます。
中でも読む際に難しいのが、8分休符・16分休符が含まれているものです。
ここでも例題を出していきましょう。
前回の記事の練習問題を参考に対比していきます。
例題
これは8分音符と16分音符が組み合わせてできた音符でしたね。
さあ、この音符を休符を使って違う形にしてみましょうというのが問題です。
休符を入れるので8分音符の部分を書き換えなければならない。
そこで、
8分音符を16分音符2つにして、音符と休符を組み合わせてみます。
すると↓
こうなるわけです。
8分音符と16分音符で書かれていたもの→16分音符と16休符だけで表現してみました。
3連符
これが音符の読み方の中でも難しい考え方で、よくわかりませんと言われることが最も高い3連符。
先ほどの例題の中にも1拍の中で8分音符と16分音符が3つ入っているものを紹介しましたが、3連符は前提が違います。
1拍の中に同じ長さの3つの音が入る
というのが条件になります。
3連符の表記
3連符の中でも1番使用頻度の高い8分3連。(8分音符が3つ連なっています!!と読み替えましょう)
でも待てよ?8分音符って2つで4分音符って習ったよな?
そうです!僕もそうお伝えしました。
本来は1拍になり得ないものを感覚的にねじ込むのが、この3連符の難しさそのものなんです。
算数的に考えていくと、1/3なので1拍あたりの音の長さは0.333...となります。
割り切れないものをどうやって入れるんだ!!
これは人間だからこそできる、感覚的に均等に3つの音をいれる作業なんです。
よって今までの2の倍数からなる音符(2,4,8,16分音符)に比べ、曖昧なものなんですね。
実は手順の回で既出させてしまっているので詳しく書いてあるのですが、
1拍の中に3つの音を均等に入れるには、実際に言葉で話してリズムのコツを掴むっ必要があります。
その記事の中では「トマト」を使って紹介しましたが、
やり方も簡単に載せておきますね。
4分音符を手拍子で鳴らしながらトマトという単語のそれぞれの文字(ト,マ,ト)を同じ長さで言うというトレーニングです。
怪しい人と思われないように、1人で練習してくださいね!
ある程度のスピードで練習した方が簡単なので、♩=120ぐらいで練習しましょう。
行進のテンポと同じなので、足踏みをしながらやっても効果が得られると思います♪
3連符の種類
8分3連があるということは、、、。
その通りです。3連符の考え方も全ての音符に通ずるものなので、
4分(2拍)3連、16分3連などというものも当然あります。
そしてなかなか使用頻度も高いです。
ここではあまりに情報が多すぎるので、詳しい説明はまたにしますが、形だけ紹介したいと思います。
その前に!!
先ほどの8分3連のルールを思い出してそれぞれの形を予測してみましょう。
応用問題1
4分3連(2拍3連)、16分3連とはどんな表記になるのか考えてみましょう。
答えはいつも通りまとめの下に↓
まとめ
いかがでしたか?
以前にも記事の中で、音楽は算数や数字の概念と非常に密接な関係性がある、と紹介させていただきましたが、この3連符は正に算数を使わないと求めることができないような音符でしたね!
冒頭でも記述しましたが、わからないときは無理をせず、立ち止まってしっかり問題を解決しましょう。
どうしてもわからない場合は、他の知識が伴っていく中で自然と理解ができる日が来るのを待つのも手かもしれません。
が、ひとまずオススメした紹介でトライしてみてください♪
必ず理解できますよ!!
今日の答え
練習問題1
1拍分休む。
練習問題2
1/2拍分休む。(0.5 拍, 半拍休む、または8分音符と同じだけ休む)も正解。
練習問題3
1/4拍分休む。(0.25 拍、または16分音符と同じだけ休む)も正解。
応用問題1
左が4分3連(2拍3連)。
4分音符が3つ連なっているもの。これを2拍の中に均等に入れてください。
という意味です。(2/3なので1拍あたりの長さは0.666….)
右が16分3連。
16分音符が3つ連なったもの。これを8分音符1拍の中に入れてくださいね!という意味なのでわかりやすくするために、今日習った休符を入れてみました。
なので、この16分3連。1拍の中だと6回入るので
6連符とも呼ばれます。(こっちの方が馴染みがあるかもしれませんね!)
今日はここまでにして、実際に楽譜を読む前にさらに説明しなければならないことがあるので、次回は少し前の記事にも登場しましたが、
「調性」のお話をしていきたいと思います。
乞うご期待!!
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