毎度っ!
今日は練習する上でも後回しにされやすい【短調】がテーマです!
本当か嘘かエヴィデンスのほどは謎ですが、日本人は短調(マイナー)の曲が好きという方が実は多いらしいですよ。
僕もそのうちの一人です。(1人でパソコンをいじっているとなんとなく信ぴょう性を感じてしまう)
なのに、短調は「難しい」とか「変な感じがする」と言われてなぜか日陰者に、、、。
これを一回で解決してみせます♪
もう以前の回で長調の導入が済んでいる皆さんなら、簡単にイケますよ!!
短調の中心音(主音)の見つけ方
実は#・♭の数だけで瞬間的にわかってしまうのがこの短調の特徴です!
誰もそんなこと教えてくれてない?
そんなことありません。ただ、説明がまだるっこしくて見失っているだけ。
各長調の中心音を3つ音を下げると短調になる!!
コレだけ覚えておきましょう♪
3つ下げる?
例題にC durで検証してみましょう。
長調で考えると調号が何もついていないのでC durなのはわかります。
今回はドイツ語音名で統一していくのでわからない方は【こちらの記事】を参照。
感覚的にはこの長調を短調に変換する
と考えるわけですね。
「ド」が中心音だとわかったらこの音を3つ下げてみる。(ドも数に入れて考えます)
「ラ」になりますね。
よって調号が何もつかないこの調が
「ラを中心音にする短調」なのでa moll(アー・モール)「イ短調」
になるわけです。
これ、全長調のどの場合にもルールは同じです。#・♭どれにも適応します。
調号はそのままで3つ下げるだけ!!
難しいことは考えずにやってみましょう♪
このC durとa mollの関係性を楽典では平行調というのですが、
覚えなくていいです。笑
システムが理解できていれば良いので、言葉は後からついてくりゃなんとでもなるので、今回の重要度は低め。
全長調の紹介はコチラの記事の中で全て紹介しているので、わからなくなったらチェックしてみてください♪
短調には種類がある!?
上記で説明したのが、【自然短音階】。ノーマルで覚えておきましょう!
で言いにくいんですが、1つの短調に3つのバリエーションがあるんです、、。(だから嫌われちゃうんだな)
他に【和声的短音階】と【旋律的短音階】があります。
これ一気に説明するのが良いと思うので、比べながら何が違うのか一緒に見ていきましょう♪
和声的短音階
ここでのルールは元々の調号はそのままにして、
最初の音から数えて7番目の音に#をつける!!
これだけです。(a mollのときは「ラ」から数えて7番目の「ソ」の音)
7と聞いたら音の探し方としては、1コ下の音と考えてあげると見つけるのが早くなりますよ。
「ドから数えて7番目の音!!」と言われたらドの1個下の「シ」みたいに(高さは違うけど)
聞こえ方もちょっと中近東音楽っぽい感じがしませんか?
ちなみに小節の中でついた臨時記号の#・♭の有効範囲は、1小節中です。
一度ついた#・♭がその小節内で生き続けるわけなんですね!
旋律的短音階
上るときは6,7番目の音に#をつける。
下りはつけた臨時記号をナチュラルにする。(自然短音階と一緒)
これは先ほどの和声的短音階で感じた民族音楽感を解消するような聞こえ方になります。
上りは短調と長調のハーフ&ハーフに聞こえたらパーフェクト。前半だけ短調的な響きで後半は長調の音階と一緒なんです♪
#系短調の紹介
一気に行きますよ!!★のついたものは、黒鍵盤から始まります。
順番は
- 長調
- 自然短音階
- 和声的短音階
- 旋律的短音階
G dur→e moll
D dur→h moll
★A dur→fis moll
★E dur→cis moll
★H dur→gis moll
★Fis dur→dis moll
★Cis dur→ais moll
7音目がそもそも#になっている場合には×(ダブルシャープ)をつけています。
意味は全音上がる。(半音×2で覚えておきましょう♪)
♭系短調の紹介
もう一息!!頑張りましょう♪
全体的に♭系の調の方が覚えやすいかも!?
ただし注意が必要なのは、(全部ではありませんが)旋律的短音階の6,7番目の音がそもそも♭になっていることが多いので、♭の音を#化するためナチュラルになっていること!!
F dur→d moll
B dur→g moll
Es dur→c moll
As dur→f moll
★Des dur→b moll
★Ges dur→es moll
★Ces dur→as moll
まとめ
いかがでしたか?
中々難しいのはもちろんそうなのですが、システムの理解と導入というのがやはりテーマになってきます♪
曲の中での見つけ方は、別の回で実際に楽譜を用意して転調と一緒に説明していきたいと思います♪
では、これを実際にトレーニングとしてマリンバレッスン中級のエクササイズに導入していきましょう♪
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