今回のテーマは【コードの応用編】です!!
挫折注意の看板もここに立てておきます。
が、コードって英語でしっかり何をしてほしいって書いてくれているので、理解ができると話も早い。
ということで英語の説明なんかも入れながら解説していきましょう♪
今回紹介するコード
- 分数コード/オンコード(ベースを指定するもの)
- sus4,7sus4(サスフォー)
- 5,omit3(パワーコード)
- diminish(ディミニッシュ)
- -5,♭5,half diminish(フラットファイブ,ハーフディミニッシュ)
- 7-5,7♭5
- add9
こうやって見るとやばいですね!!笑
でもちゃんと理解すれば怖いものはありません。
ここまでできれば、コード譜を見た時にハーモニーの分析ができるようになりますから、
しっかり頑張りましょう♪
実際に音を鳴らす時は和音で鳴らせるように、ピアノなんかで構成音を押さえるのがオススメです。
マリンバで押さえる場合には響きを捉えにくいのと、4本マレットが必須になります。
分数コード/オンコード(ベースを指定するもの)
分数コードというぐらいなので、分母に指定があります。
分母がベースの音(根音)になるように与えられているCのコードを演奏しよう!
ということですね!
C/E,C/Gと例題を出してみました♪(Cのコードを「E=ミ」,または「G=ソ」をルートにして演奏してください。と読み替えましょう♪)
他にC on E, C on Gなんていう風に丁寧に描いてくれる場合もあります。
・楽譜上の説明
C/Eなので1番下にあった「ド」を繰り上げて「ミ」をルートに持ってきました。
今度はC/Gなので「ド」「ミ」を繰り上げて「ソ」をルートに持ってきました。
さあ実践してみましょう♪↓(答えはいつもの場所に)
練習問題1
構成音からコードネームを割り出しなさい。
練習問題2
構成音からコードネームを割り出しなさい。
sus4,7sus4(サスフォー)
これ曲の中でとても使われる頻度が高いコードです。
Cを例に見てみると第3音を1個吊り上げる→「ミ」→「ファ」に変わっているわけなのです。
C7の場合には「♭シ」がつくので、コードとしては、「C7」「sus4」を分けて考えてあげるとわかりやすいかもしれません。
こんな使われ方をする
勿体ぶったような解決をする時にこんな使い方をされます↓
5,omit3(パワーコード)
Omit : 省くという意味です。
よって第3音弾かないでね!と読み替えられます。「ミ」の音をなくすと↑のようになります。
すると第3音のまろやかな響きがなくなり強調するような響きになります。
なのでパワーコード!! 逆に「C5」と書かれる場合(こちらが一般的)もあります。
diminish(ディミニッシュ)
これ減七の和音なんて言われておりますが、それは知識程度に頭にとどめておいて、
響きからこの尖った和音を覚えてみるのも手です。
これもなかなか頻度が高いのでしっかり解説していきましょう♪
diminish:減るという意味です。
何が減るのか↓
上記の楽譜は先ほどの構成音をバラバラにしたもの。
すると、それぞれの2つのハーモニーが全部暗いマイナーの響き(♭=マイナスという考え方)になっていることに気づくと思います。
これがdiminishの減らすという意味が活きているところです。
しかも便利なのがこのdimコード、種類がたったの3種類!!
その前にややこしい音が生まれないようにここでのルールを変えておきましょう。
基本的に3度のハーモニーで説明したいのですが、音によっては♭♭などが出てしまうため、なるべく簡素化しておきます↓
dimコードのバリエーション
(※G♭dim=F#dimと解釈するとわかりやすいかも)
説明:1小節のなかにある構成音は全て同じです。
これがルートの音にdimをつけるだけでコードが早変わり!!
dim=oと書かれることもあるので注意!
m7-5(♭5),half diminish(フラットファイブ,ハーフディミニッシュ)
このm(マイナー)コードにつく♭5はハーフディミニッシュと呼ばれます。
読んで字のごとく第5音を♭にする(-マイナスする)。
右側がCm7-5(♭5)の構成音です。
dim構成音との違い
よく見て見ると全ての和音の関係性が暗かった先ほどのディミニッシュに対して、
第5音と第7音の関係性だけ明るくなっている。
これがハーフとつく由来です。半分暗くて半分明るい。
7-5,7♭5(これは優先順位今回は低め)
楽譜上はC7-5(♭5)と表記されます。
これは、使う頻度としてはとても低いのですが、数あるコードの中でもかなり特殊な響きがします。
個人的には、和っぽいイメージというか。(厳密にはスケールで解釈できますが、今回は割愛します)
ぜひ、鳴らしてみてください♪
add9
add:足す、加えるという意味です
今回紹介したコードの中で唯一、指定したものを追加させるコードですね。

第9音?1oct.(オクターヴ)は8音しかないのに?
そう、9音と聞いてもびっくりせずにルートから音を数えていきましょう♪
すると、「Cの場合にはレ」というのがわかると思います。
そこで「レ」の音を足したいところなのですが、
加えて「7thの♭シ」を省略しなければなりません。
ここもポイントとして押さえなければならないところですね♪
まとめ
今日は難しいコードの応用編ということでお話ししてみましたが、いかがだったでしょうか?
ここまでは単に覚えるだけなので、辛いことには変わらないんですが、
この後実際に演奏をする上での導入を考えなければなりません。
そちらの方が圧倒的に考えなければならないことがたくさんあるのですが、
実技で解消していきましょう♪
でも、ひとまずコードの丸暗記はここまでです!!
今回はシステムに重きを置いたので、早見表はいずれaddしていきたいと思います♪
おめでとうございます!!
お疲れ様でした♪
答え
練習問題1: C/DまたはConD
練習問題2: G7/FまたはG7onF
コメント