今回も前回に引き続き【お悩み解決】のコーナーです♪
基礎トレーニングが満足にできないまま、4本マレットを曲の中で実践してしまう方が多いみたいですね!!
吹奏楽部のお友達からも可愛いお便りをいただいております♪(ありがとう!!)
ただ、その場の瞬発力でできてしまうのはさすがですね!
さあ、今回はそんなわけで4本マレットのトレーニングを追加していきたいと思います♪
お題は「独立したマレットの動きの強化」ってところでしょうか?
それでは、早速参りましょう♪
それぞれのマレットの役割と強化
このブログでは、左のマレットから順に4,3,2,1とマレットに番号を振っていますので、今回の例題にもバッチリ演奏するマレットを数字で記載しています♪
これが間違うと大変なことになってしまうので、お気をつけください♪
以前の記事でも紹介した通り、まずよくある問題は、
独立するマレット同士が干渉し合うこと
です。(気になる方はこちらの記事を参照してください♪)
左右のマレット幅を変えながら行うトレーニング
基本的には、左右2本ずつのマレットの幅は広い方が演奏しやすいのですが、難易度を変えながら今回も短いフレーズを例に練習をしていきましょう♪
応用は必ずできるので、まずはルールと基本の型を反復しながら体に馴染ませていくことが大切です♪
今回は
肘の高さを変えないことが普遍的なルール
手首の位置は準備と弾くという動作の中で上下するので、肘から上が動かないようにトレーニングしていきましょう♪
それでは早速↓
練習問題1
1個目のお題です。
♩=100ぐらいで練習していきましょう!(繰り返し反復練習してみてくださいね♪)
右手は6度離れているので、割合に独立させやすいはずです♪
注意点は、右手の1打目の「ミ」を演奏する前に準備してから演奏すること。
一連の動きにするときに次第にこの動作は小さくなっていくと思いますが、
最初は右手の2つの音がしっかり演奏できるように勢いをつけてあげましょう♪
間違ってもその場で予備動作なく動かさないように!!
練習問題2
似たような練習ですが、今度は左手の強化!!
こちらは1番最初に入る音の左手の音に勢いがついていないと演奏が続きません。
必ずその場から打たずに、
準備(腕を持ち上げてから)してから演奏する
ことを忘れずに♪
練習問題3,4
2種類の練習パターンで3種類の手順を紹介してみました♪
上の段は、先ほどの練習2と同じ内容を右手のマレット5度で反復練習していきます。
そして!!
下の段はステップアップ練習です♪
これが難しい!!
右手の狭い幅、左手の狭い幅の練習なのですが、ここで肘の角度を変えなければなりません。
2度幅は普通に狭めるだけでも難易度が高くなってしまうので、
必ず3度の幅を保ち、肘を前に出す感覚で「レ・ミ」の鍵盤幅に当て込むようにしましょう♪
左手からスタートする場合にも「ド・レ」の鍵盤に3度の幅を左肘を前に出すような感覚で当て込むようにしましょう。
細かい動きを演奏するときには、動かす体の部位を限定していかなければなりません!!
親指・人差し指でマレットをコントロールする感覚が鍛えられるので、フィンガーコントロールだと思って取り組んでみてくください♪
フィンガーコントロール
今までの練習では、腕の使い方という風に一括りにしてきましたが、テクニックが細分化されてくると、これまた厄介。
細かい動きは指のコントロールが命です。
先ほどフィンガーコントロールという話が出てきましたが、まさにここを感覚で鍛えている方がほとんど。
となってくると、マレットに直接触れている親指と人差し指が鍵になってきます。
マレットを握っていると仮定すると、人差し指と親指はいびつな【C】の形になっています。
この【C】の形を保ったままマレットを押し出す感覚を培っていきましょう♪
練習問題5
赤丸で書いてある1オクターヴのフレーズを一塊りに演奏するには、左右のマレットの連結がスムーズでなければなりません。
マレット3,2の動きがしっかり連動しなければならないので、
左手の人差し指→親指→右手の親指→人差し指の順番で指をコントロールすること(マレットを押し出す感覚)を第一優先しましょう♪
次にマレット2の入りがマレット3の弾き終わりにバッチリ入れるように、タイミングを計りながら準備することにも注意しましょう♪
練習問題6
基本的には先ほどと同じことを注意するのですが、今回は右手のコントロールの仕方が逆です!!
最初の音にアクセントをつけるような感覚で左手を演奏すると、リズムコントロールがしやすいのでオススメ。
その後の右手の外側の音をしっかり発音していかないと勢いを失ってしまうので、裏拍の高い「ド」もしっかり発音していきましょう♪
おまけ
まぁ、ないとも言い切れないので、フィンガーコントロールにハマってきた!!
という方にはこんな練習もいいかもしれませんw
実際にこのフレーズが曲中に出てきたら、間違いなく↓この手順はオススメしませんが、これが淀みなく演奏できたら、マレットのコントロールに関しては免許皆伝です。
暇なときにトライしてみてください♪
まとめ
ということで、今回はここまで。
お疲れ様でした♪
細かい動きを求められるときには、やはり使っている体の中でもより小さくて、末端の部分の働き方でテクニックの内容が変わってきます。
今回は指にまでお話しが広がってきましたね♪
一朝一夕でできるものでは当然ありませんが、
コントロールする部分を意識しながら練習するのと意識しないとでは、効果やついてくる結果も当然違います。
騙されたと思ってトライしても後悔はさせませんので、是非!実践してみてくださいね♪
それではまた次回♪
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