【マリンバの特殊奏法!?】効果的なテクニック紹介♪

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今回は、マリンバの特殊奏法についての紹介記事です♪

マリンバの演奏ってマレットで普通に演奏するだけだと思っていませんか?

実は、そんなことありません!!

色々なテクニックがあるので、実際に出版されている曲の中に使われているテクニックなども紹介していきながら、

少し派生させて、すぐできる効果的なテクニックをいくつか紹介していきたいと思います♪

とりあえず、2回ぐらいに分けれたら良いなと思いながら、、(毎回書きながら増える傾向がある)

マレットのヒット位置

実は、鍵盤に当たるマレットのヒット位置を変えるだけで、結構効果をつけることができます

野球のバットにしてもそうなのですが、ホームランを打つときとバントをするとき、同じ構えではボールにバットを当てませんよね!

感覚的にはそれと同じです♪

まずは代表的な特殊奏法から↓

デッド・ストローク

ちょっと怖いネーミングですよねwww

死の打撃】!!

結構普及しているテクニックで、アカデミック作品を中心に出てきます

このブログの中でも軽く触れたことはあるのですが、

今日は詳しく。(今までは悪い例としてしか紹介してこなかったので、今日は光をしっかり当てますw)

マリンバをはじめたての人が結構な頻度でやりがちなミスなのですが、

鍵盤を押し付けてしまう

なんてこと、経験者の皆さんしませんでした?

実は、これが【デッド・ストローク】の正体です。

効果としては、

  • 鳴り続ける響きを強制的に止める
  • 振動を止める効果

があります。

響きで打点が捉えづらい時なんかには有効です。

演奏の方法は単純なので特に説明することもないのですが、

感覚的に難しいという人は、

手首を高いところから鍵盤に向かってマレットを押し付ける感覚が近いかもしれません♪

注意
このテクニックはあくまで応用のテクニックです。

基本的な奏法が身についてから、意図的にこのテクニックを使うようにしないと、

名前の通り【死の打撃】なので、音自体は死んでいます。

普通の演奏をしたい場合は、手首を下げてしっかり、演奏後に力を逃がしてあげましょう♪

派生テクニック1

デッド・ストローク】の求めている効果は、

ミュートすること

なのですが、他にもミュートする方法が様々あります。(良し悪しは置いておいて紹介まで)

普通に鍵盤を弾いてから直ちに指で止める方法(フィンガー・ミュート)

これは単なるデッド・ストロークとは聞こえが全く違います

演奏した後に残っている余韻は残しつつ鍵盤の振動を止めるので、ミュートはミュートでも不完全な形。これがなんとも言えない味わいがある。(個人的な感想です)

僕が何百何千とやってきた曲の中で、このテクニックは1度しかみたことがありません。

作品:「マリンバ・カルテット/ダニエル・レヴィタン」

 

やる意味あるの?

という方もいますが、(よく響くホールで演奏すると確かに意味がないかもしれませんが)

個人的には、小さな会場やレコーディングなどで、楽器の近くでマイキングしている場合には、一定の効果があると思っています。

興味がある方はトライしてみてください♪

派生テクニック2

複数の音(重音など)をミュートしたい場合は、

体を鍵盤にあてて、鍵盤そのものをミュートしてしまう

これはアイディアがすごいですよねwww

子どもの頃、やっちゃダメでしょ!!と言われたことがテクニックになってる!!

と、僕は大変ビックリしましたが、効果はしっかりあります

この状態でマリンバを演奏するとリズムが際立つため、とてもパーカッシヴな感じがするんです。

打音(点)が立つので、マリンバが打楽器の仲間に分類される意味がわかるなぁと感じました。

ちなみにこの奏法は、エリック・サミュさんの編曲した「リベルタンゴ」の中で出てきます♪(気になったこたは調べてみてくださいね♪)

ヒット位置を生かしたテクニック

ここからは工夫したテクニックとして、実際にプロの方達も導入しているテクニックを部分的に紹介。

ちょっと裏技的なテクニックなので多用するわけではないのですが、

使える場面では、導入を考えてみては?と思います♪

ここで先に押さえておかなければならないのが、

マレットの良い音がなる分布

です。こんな感じ↓

 

 

言わずもがな、赤丸の部分が鍵盤にしっかりヒットしていかなければならない部分なのですが、ここで紹介するのは、上部の青丸の部分を効果的に使っていくテクニックです↓

強弱のコントロール

一般的には打ち損じに該当するような先の写真の青丸の部分ですが

ここを意図的に当てていけば、当然あたりが悪いので強弱は小さくなります。

また、打点が捉えづらいということから、ボヤっとした音を出したい時にはこの青丸を鍵盤に当てていくことも有効です♪(限られた瞬間だけなので、多用しないと先ほど書きました)

強弱をここだけでコントロールすると細かいテクニックの習得の妨げになる場合もあるので、ここでは特殊なテクニックとして紹介しています。

いつも演奏している手首の高さを少し高くしてあげる

というのが、このテクニックの導入方法です♪

押し付けてしまうとデッド・ストロークになってしまうので、押し付けないようにというのがポイントになります。

トレモロの打点消し

これも結構している人が多いかなと思います。

トレモロは打点が出すぎると

「タタタタタタタタタタタ」と聞こえてしまうので、僕は個人的に綿巻きのマレットの使用頻度が低いのですが、この

打点を抑えるために敢えてクリティカルヒットしない

というのがここでのテクニックポイント。

手首を一定の高さ以下に低くしないのが導入方法です。(もちろんマレット自体を柔らかくするという方法もありますが、持ち替えができない時のために)

何度も言いますが、特殊奏法なので基本的なテクニックの取得と同じように捉えないようにしてください♪

イメージとしては発音が「タ」→「ラ」になるので、トレモロの質や属性が変わります

曲の中の特定の部分や、アンサンブルの中で主張を抑えたい時なんかには効果的です。

まとめ

いかがでしたか?

今日の記事も実際に持っている方には、是非やってみてもらいたいテクニックの紹介をしました♪

やってみたことがない方は是非、体感してください♪

転じて、こんなこともできるのかな

という皆さんのアイディアを触発するようなことに繋がれば、幸いです♪

次回も特殊テクニックの紹介の続きを書いていきます!!

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