ちょっとここのところ脱線気味だったのですが、マリンバの練習もしっかりやっていきましょう♪
で!!
今日は、僕も得意かどうか聞かれると微妙なのですが、
【オクターヴ奏法】について掘り下げてみようと思います!!
これもブログの運営を始めてから、かなりお問い合わせを頂く内容です。
ただ、これに関しては【感覚を掴(つか)まないことには始まらない】部分がかなりあるので、
実践中心でテクニックをモノにしていただきたいのです。
それでは、例題なんかも踏まえながら進んでいきましょう♪
体の感覚を養う
オクターヴでの演奏って音が外れやすいんですね。
これの原因が何かというと、
目を頼りすぎている結果です。
特にテンポの速い曲の中で連続したオクターヴ演奏の指示があった時に、
両方の音を【目で追えていますか?】
追えていないから、音が外れるんですよね?
よって、目を使わないわけではないのですが、より重要なのが
オクターヴの幅を体に叩き込む事
です。
皆さん、小学校の時に「前ならえ」で肩幅程度に手を伸ばした経験ってありますか?
(果たして今もやっているんだろうか、、前の友達にちょっかいを出してふざけ合ったことが昨日のようです)
この「前ならえ」、
どこの方向を見ていたとしても、幅は変わらないですよね?
同じように、いつでもマリンバの前で構えた時に、オクターブの幅が見なくてもおおよそ当たるようにフォームとして捉える必要があります。
基本的に見るのはどちらか一方の音
先ほど、目を頼りすぎないようにと注意喚起をした理由はこれです。
オクターヴの2つの音の内、片方だけを確実に見る
1つならバッチリ見れますよね?
もう一つの方は、演奏後の異変を耳で捉えるようにしましょう。
欲を言えば、外れてしまった時に、当てたい音から数えて左右何個目の音を叩いてしまったか瞬間的にわかれば文句はないのですが、そう簡単にはいきません。
音を間違えてしまった場合には、目で追わずにまず、オクターヴの幅の感覚にズレがないかどうか、体に聞いてください。
これを練習している間に、自分の間違えやすい傾向が見えてくるはずです。
広がりやすいのか、狭くなりやすいのか。
で、
これを助長してしまう原因も当然あります。
下半身の移動が伴っているか否か
です。
いくら幅を感覚的に覚えていると言っても、体の中心から左右の手が離れすぎてしまうと簡単に感覚が狂います。
そもそも人間の両腕は、胴体から離れていけば離れていくほど、動きに精細さを欠いていきますので、オクターヴ演奏をする際には、必ず左右の腕が胴体からおおよそ均等に広げられるように逐一、移動していきましょう♪
例えば「ド〜ド」の1オクターヴを演奏する際には、中心の「ファ・ソ」の間ぐらいにおへそが来るようにポジショニングしてあげましょう♪
練習問題
はじめは、この練習を無限に繰り返します、、、。
で、お気づきになった人もいると思うのですが、マリンバって鍵盤の大きさが均等じゃありませんよね?
赤丸の下の「ド」のオクターヴと、上の「ド」のオクターヴとでは、幅が2〜3cm変わってきます。
なのでこの感覚も掴まなければなりません。
皆さん頭ではわかっていても、演奏している間にこの些細なルールを忘れてしまう事が多いので、上に上がっていく過程で、両腕の広げているフォームが多少狭くなると覚えておきましょう♪
オクターヴの敵は跳躍!!
音と音同士が離れてくると厄介!!なんですね。
例えばこんなケース↓
これ中々に手こずらされます。
矢印のところなんですが、一気に1オクターヴ左右の手が跳躍を強いられます。
下半身の移動を忘れないこともさることながら、
スタートのオクターヴ時にどちらの左右どちらの鍵盤を見るべきか
これも考えなければなりません!!
皆さんなら、どちらを見ますか?
僕なら確実に右手を見ます。
理由は、2音目の音の左手と音が重なっているからです。
この音を支点にして1オクターヴ上の幅を調整しながら、上に跳躍していきます。
ここで出鼻を挫かれてしまうと、そもそも1・2音目がクリアできるか否かが博打になってしまう。
よって楽譜の進んでいく方向を捉えるという意味でも、しっかり楽譜と向き合ってみましょう♪
(楽譜が読みづらくなってしまう都合上、2小節目しか楽譜を記載していませんが、1オクターヴ練習してみてくださいね♪)
跳躍多めの実戦向け練習
これも先ほどの課題をステップアップさせた問題です♪
跳躍の方向が左右に散りばめられています。
よってこれはかなり実戦向けの課題です。
どちらの手を見るべきか。
音の進行方向を事前に見定めて、下半身をしっかり動かせているか。
など、前半でお伝えしている事が出来ていると、昨日までの命中率とは大きく変わってくると思いますので、
こちらも是非!!参考にしてみてください♪
まとめ
今日はかなりコンパクトにまとめて説明していきましたが、
楽器によっても幅の変わるマリンバでこのオクターヴの幅の感覚を養っていくのは、
正直、至難の業です。
ですが、今日紹介した内容の練習をしていただくと、100%命中率は上がります。
とにかく楽をせずにしっかり正面に移動してから演奏するクセづけをしていくというのが、この練習の本質的な部分になってきますので、
手足の動きを別に捉えるわけではなく、オクターヴの中心に体を置くことを第一優先して取り組んでみてください♪
それでは、また次回♪
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