今回は、トレモロの練習曲を用意してみました♪
前回記事の更新から少し間が空いてしまいましたが、
皆さんに久しぶりの【無料楽譜プレゼント!!】
この曲、レッスンでも使っている楽譜ですが、後々このコードを使って座学も組んでいきたいと思っていますので、これを機にダウンロードしてくださいね♪
(記事上はJPG.を使っていきますが、プリントアウト用の楽譜のPDFデータは記事の最後に掲載しておきます♪)
ということで本題です!!
今日のテーマはトレモロの上達&強弱によってどんなテクニックが使えるのか
考察&導入していきましょう♪
トレモロ強化楽曲
今回の楽曲は、基本的に全てトレモロで演奏していきます♪
始めは、乳酸で腕がパンパンになること請け合いですが、トレモロ時の注意はこちらの記事に記載しているので、実践しながら脱力の仕方も同時に覚えていきましょう!
今日の課題曲はこんな感じ。(C dur「ハ長調」なので臨時記号もかなり少なめ)
まずは、新しい強弱記号やその他の記号に関しても簡単に説明しておきましょう♪
暗譜しましょう♪
トレモロが安定するように両腕の上がり方を均等にしましょう♪
音同士が離れているときは、しっかり跳躍先の音符を目視しましょう♪
トレモロをしている音符の目の前におへそがあるようにこまめな移動は忘れないように!
目的や明確な意思を持って演奏するとしないとでは、完成の形がまるで違います。プランニングは怠らないようにしましょう♪
音符と休符の違いは意識して演奏しましょう♪
強弱記号を演奏するときは、耳だけに頼らず目でもしっかりマレットをコントロールすること!
強弱記号
これも学校でお勉強した方もたくさんいると思います。
強弱記号はその名の通り、演奏をする上での強さの指定をするための指示記号です。
今回出てきたのは5種類ですが、押さえておきたいアルファベットの意味は概ね3つ。
あとは、自然と理解できると思います♪
- p=ピアノ:小さく
- f=フォルテ:強く
- m=メゾ:やや、半分
これだけです。すると、mf=やや強くなんて意訳されますね!(ここで出てくる強弱記号については、楽譜の読み方で詳しく説明していきますので、簡単に。)
クレッシェンド(<)デクレッシェンド(>)
楽譜上には < > こんな風に表記されていますが、意味としては
クレッシェンド:徐々に大きくする
デクレッシェンド:徐々に小さくする
と解釈していただいて良いです。
音量が大きくなっていく様・また小さくなっていく様をわかりやすく記号で表現しているだけなので、感覚的に捉えるのがオススメ。
フェルマータ
1番最後の小節に書かれている記号です。
「程よく伸ばす」という意味なのですが、これも感覚的に書かれている音符を2倍ぐらいのばすとアバウトに捉えておきましょう♪
練習の手順
まず始めに楽譜を読んでいくのですが、
絶対にやってはいけないこと!!
- 楽譜を読みながら同時進行で演奏する
- いきなり強弱記号をつける
これは、導入としては難易度が高くなってしまうので絶対にしないように!!
マリンバ以外での楽器の場合には、(例えばピアノとか)楽譜との距離感が適切なため、体を痛めるということもないのですが、マリンバは譜面台までの距離が正常に保てないので、基本的には
- 1.楽譜を見る
- 2.部分的に覚える
- 3.練習する
のループを崩さないようにしていきましょう♪
手順その1.全編の大まかな暗譜
マリンバを演奏するときに習慣化していきたいのが、
この暗譜です。=楽譜を丸暗記しよう!!ということですね♪(さらっと地獄行きです)
最初にこの苦行を敢行しておくと後が楽なので、オススメします♪
どうしても覚えられないフレーズが出てきたときには瞬間的に楽譜を見ることも当然できると思いますが、楽譜はなるべくみないように演奏していきましょう♪
手順その2.プランニング
このプランニングはめちゃめちゃ重要です!!
トレモロの基本は音が上行形(上(右)に向かって移動するフレーズ)の場合には右手から、下行形(下(左)に向かって移動するフレーズ)は左手から移動していくことが鉄則です。
この曲の場合には、全編基本トレモロをすることが決まっているので、まず最初に決めておかなければならないのが、
1つの音符(1拍)につき、何回トレモロを叩くか定数を決めておく。
※ここでは1拍につき6〜8回のトレモロと統一してトライしてみましょう♪
そして、次の音に移り変わるときにどのタイミングで、どちらの手から移動するか明確な意思を持つこと。
1小節目は「ミ→ソ→ミ」という風に音程が上がっていくので、右手から次の音のトレモロに入る。
2小節目は「レ→シ」と音程が下がるので左手から移動する。
など
がとても重要です。
強弱記号の付け方
全体的に楽譜が読めて、初めてこの強弱を見るポイントに来ます。
で、強弱記号の演奏上の注意ですが、
必ず1番大きい強弱と1番小さい強弱を確認しましょう♪
この曲では、pp(ピアニッシモ)〜f(フォルテ)まで5段階あることがわかります。
この強弱記号は、演奏する上で相対的につけることが必須です。
一口に強い・弱いといってもそれらは主観で表現する以外に方法がありません。
なのであくまで相対的に強弱をつけるということは、定数を決めるところからスタートしていきます。
1番小さいところ(pp)を例えば1に設定する。
大きいところ(f)を10に設定する。
というように強弱のレンジ(範囲)を決めてからそれぞれをわかりやすく数値化するということができると、この強弱は導入がとてもシンプルです。
実践
耳で強弱をつけるというのが一般的に感じるかもしれませんが、
腕の出力を一定にさえできれば、目でも強弱をつけることができます!!
それが「腕の上がり方を見る方法」です。
ppでトレモロをしているときにはマレットと鍵盤の距離が5cm以内
fでトレモロをするときにはマレットと鍵盤の距離が20cm以上
上記のように腕の上がる高さで強弱を物理的につけることも可能です。
曲に表情をつける(曲想)
最後にこれ。味をつけるということですね♪
淡白に演奏するもよし、ドラマチックに演奏するもよし。
書かれていることを守りながら、曲に表情をつけることが演奏者には許されています。(じゃなかったらみんな一辺倒の同じ演奏をするだけになっちゃいますもんね。)
ある程度のルールの枠の中にいますが、それ以外にもできることは実はたくさんあります。
トレモロの回転数を上げ下げしたり、強弱記号の付け方を大げさにしたり。
細かいテクニックに関しては、色々な曲をしながら学んでいきましょう♪
まとめ・楽譜データPDF
さあ、いかがでしたか?
要は注意するポイントを書き綴っただけなのですが、
実際に演奏してみたときに参考になることも必ずある!はずです。
なんせ、作曲者のアドバイスなので!!www
他の誰に何を言われようと、僕がうんと言えばそれが正解になります。(不思議なもんですよね)
相対的に解釈していいものなので、皆さんが持っている感覚で自由に解釈して自由に演奏していただきたいと思います♪
質問も随時募集中です♪
ではまた次回♪
コメント