はい、今回はお題の通り、スキルアップのための基礎練習の仕方を紹介していきたいと思います♪
腕の動き方や手順を意識することというのは、もちろん大切なことなのですが、
そもそも演奏をする上でどの音盤を弾きたいのか、狙うことがまず重要です。
すると注目しなければならないのが目のトレーニングなんです。
今日は大量の練習問題を小分けに解説していきますが、
無料楽譜としていつものところにPDF楽譜を貼り付けておきますので、ご自由にお使いください♪
練習する時に意識すること
- フォームの確認(左手が前、ハの字)
- 体の重心を中心に持ってくる(おへその追従)などの体への意識づけ
- 演奏エリアの視野の確保
毎度のことですが、上記のことはとにかく重要。
その日のコンディションによっても体の感じ方は違いますし、とにかく何度でも確認しましょう。
その上で、同じフォームのまま反復練習をして初めて経験値として体に蓄積されていきます。
逆に正しくない演奏方法も反復練習することでいくらでも蓄積します。
この悪癖や悪習慣は解消するのに膨大な時間を要しますので、気をつけられる範囲で必ずチェックしてあげてください♪
実践!マレットコントロール・練習問題1
左手から演奏するスケール練習です。
C dur(ハ長調)で大切な3つの音【ド・ミ・ソ】の音からそれぞれ1オクターヴ上行する練習方法です。
今回紹介する全ての練習に言えることですが、
♩=100から練習して徐々に速くしていきましょう!
慣れれば倍速の♩=200も夢ではありません。
1小節の中のオクターヴのスケールがなめらかに弾けるように練習しましょう♪
目のトレーニングとしては、各小節の切れ目で速やかに離れた音を探すことができるかどうか。
ここに集中してやってみましょう♪
応用練習
1小節の中にうっすらとクレッシェンド・デクレッシェンドを付けてあげると効果としては大きなスラー【なめらかに演奏するための記号】がかかります。
なめらかな演奏をする段階にきたら実践してみてください♪
練習問題2
こちらは左手から始まり、なおかつ跳躍を含むスケール練習です。
1オクターヴをしっかり目で終えるかどうかが演奏できるか否かに関わってきます。
絶えず1オクターヴの中心に自分のおへそがあるようにポジショニングしましょう。
楽譜上の赤い四角の部分が難しいポイントです。
※この練習方法では、左手が前に構えられていないと弾きづらさを感じるように作られています。1つ目の赤い四角のところでつまづいた場合には、再確認しましょう♪
2つ目の赤い四角では、記載されている手順を守って演奏していきましょう♪
練習問題3
ここからは3連符のコーナー!!
手順は2パターンで練習していきましょう。
どちらからでも良いですが、R(右)からスタートする場合もLからスタートする場合も、必ず左右交互に演奏してください♪
すると、1拍ごとに拍の頭の音(1小節目でいうと「ド」)の手順が変わります。
全てを目で管理していくのは難しいので、1・2・3・4拍目の手順が必ず交互になっていることを目では確認するようにしていきましょう♪
練習問題4
このパターンは、1・3拍目の音・手順と2・4拍目の弾く手が同じになります。
よってこの練習方法では「ド・ミ」の音(1小節目の場合)の手順にターゲットを絞って目を凝らしてみてください♪
練習問題5
上の2つの問題の応用編です。
短い拍の中で動きが変わるため、目の動き方のスピード感が体感で2倍に感じると思います。
左右の2つのバリエーションで練習することを推奨します!!
しっかりついていきましょう♪
練習問題6
はい、ここからは音の推移が少なくなりますが、手順が厄介です。
左右交互で慣れてしまっているとは思いますが、8分音符と16分音符の複合のリズムはこれが正しい手順です。
目のトレーニングは今までは鍵盤を見ていたと思うのですが、この場合には右手を中心に両手の動きに注目です。
右手は絶えず動き続けていて、合いの手を左手が入れることになるので、鍵盤も当然見るのですが、腕の動き方を感じられるまでは注意深く見るようにしましょう♪
練習問題7
先ほどの発展問題です♪
リズムが変わることによって、何を変えなければならないかというと、準備の高さです。
8分音符と16分音符の複合は、言わば、歯抜けのリズムすなわち休む瞬間があると考えていきましょう。
すると、左右のマレットの準備位置が同じ高さにばかりなってしまうと次の演奏にばらつきが出てしまうので、しっかり注意しましょう♪
練習問題7
上記2つの練習問題ができるようになってきたら、今までの目の動かし方に左右の動きを追加していきます。
その時に今回の練習問題が役立ってきますね♪
こちらも右手メインの練習方法です。
必ず右手が絶えず動いていることを確認しながら練習を進めていってください♪
まとめ
いかがでしたか?
全部を練習するには当然時間はかかりますが、効果的なものばかりです。
もちろん今回はあくまで例題的に出しているのでC durで出題していますが、
全調で練習していただくのが理想的です♪
たくさんの時間が当然かかりますが、頑張っていきましょう♪
では、お約束通り↓
また次回!!
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