【音程にあった演奏の仕方1】マレットの選び方〜

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突然ですが、皆さんはマリンバを演奏するときに音程によって演奏の仕方を変えたり、マレットの硬さを変えたりしていますか

後者は以前の記事で少し触れたことがあるのですが、

マリンバの鍵盤(特に5oct.クラスの大きいもの)の厚みって、実はこんなに違います↓

低音側

 

鍵盤の厚み低音

 

高音側

 

 

厚みが全然違いますよね

高音側は1cm強あるのに対して、低音側は2mm程度

必然的に硬度・強度に違いが出てきます

同じ力で、また同じ弾き方でこの広いレンジをすべて網羅できるかというと

物理的にあり得ません

ということで、

今回はベースラインが存在する主に4本マレット時のマレットの選び方

をテーマに、マリンバの各音程でどんなマレットを使うべきなのか、記述していきたいと思います。(スペースがあったらストロークの話も)

ベースの演奏はベースマレットを使うべし

何を当たり前なことを、、

と思われるかもしれませんが、これ結構奏者の間で線引きが曖昧なケースが多いです。

4本マレットで左手側が「重たいから」という理由でベースマレット(確かに重いものが多い)を使わなかったり、軽いマレット、準ベースマレットに持ち替えたりと、様々です。(何が悪いというわけではないですが)

つまり、「自分にあったもの」を好きに使うといった考え方ですね。

学問的には当然アウトなんですけど、

奏者の表現したいことや、ホールの響きによって選択肢が狭められることもしばしば

一概に正しい選択をしたからと言って、ベストな選択ができるわけではありません

マイク使えばいいじゃん!!

となれば良いのですが、僕は迷わずマイク使おうとなるまで結構時間がかかりました。w

マレットの選び方

で、ベースマレットって何?

となってくるのですが、「これベースマレットですよー!」と販売されているものはほとんどありませんw

マレットは、パッケージに硬度が表記されていることが多いです。

同じモデルの中からだいたい種類は5段階ぐらいに分かれて数種類ずつ製造されていますが、多くても↓

  • Very Soft(とても柔らかい)
  • Soft(柔らかい)
  • Medium Soft(柔らかめ)
  • Medium(普通)
  • Medium Hard(硬め)
  • Hard(硬い)
  • Very Hard(とても硬い)

こんなもんでしょう。

この中のSoftに該当するもの、

もっと言うと(シリーズによって異なりますが)、シリーズの中から1,2番目に柔らかいものがベースマレットを想定して作られていることが多いです。

マレットは試奏ができるお店で試してから買うことを強くお勧めします!!

シリーズ化されて販売されているマレットを片っ端から試し弾きしていくと、この1,2番目に柔らかいマレットは、

明らかに重みが違います。(物理的に重いということ)

これを今回はわかりやすく(というか僕が愛用している)、

Yamahaさんが出している安倍圭子モデル(安倍圭子シグネチャーシリーズ)

を例にとって写真を紹介していきます↓

1,2番目に柔らかいマレット

 

ベースマレット

 

先端のボールの大きさも後で比較していきますね♪

結論から言うと、このシリーズでベースマレットとして機能させるには、上記の2種類のマレットのみです

注意
この考え方は、基本的に4本マレットを想定しています。

ベースを使わない音域での演奏や、2本マレットの演奏の場合に関しては使用するケースが限られます。

例えば、アンサンブルでベースラインを担当する場合など。

5oct.マリンバでの演奏のケースにおいて、参考にしてみてください♪

そもそもベースに該当する音域って?

これは5oct.の場合には1番下の「ド」〜「シ」までと統一して考えましょう

この中のいずれの音も【ベースになり得るから】です♪

よってこの音域を演奏する際に使われるマレットは、

重みがあり柔らかいラインナップとして製造されているマレット

となりますね。

中低音〜中音のマレットの選び方

ここはMedium Soft〜Mediumがオススメです。役割としてハーモニーを担当する場合に、メロディラインを消さないように硬度を区別できるようにしておくと、細かいコントロールはもちろんする前提ですが、何よりうるさくない

4本マレットで言うとマレット3(場合によっては2も)に該当します♪

中音以上のマレットの選び方

ここからが難しいところなのですが、

僕のチョイスとしては、

Medium〜Medium Hard(Hard)までの間という様に、

曲によってかなりの幅を想定しています。

マリンバの2本マレットの練習で皆さんがよく使っているマレットは、

分類すると大体Medium Hard以上の硬度のものだと思います。

演奏の幅もどんなにレンジが広くても大体3oct.以内で演奏しているのではないでしょうか?(しかも4oct.のマリンバを使って)

ということを考えると真ん中の「ド」から高音に向かっては、基本的に硬め・または硬いマレットを使って演奏されるべきだ、と考えられているわけです。

これにも理由があって、1番最初の写真を思い出してみてください。

高音側の鍵盤、分厚いですよね

鍵盤の芯に音を届かせるのに、柔らかいマレットでは役不足

それをある程度マレットの硬度で補助してあげると考えると、このチョイスは当たり前

ベースマレットと普通のマレットの違い

 

マレットの違い

 

僕はマリンバの高音のキンキンした音が単純に好みでないので、Hardマレットを使うことは滅多にないですが(シロフォンと差別化したいというのもあり)、一般的にはこうですね♪

ここではマレット1(場合によっては2も)に該当します。

全体を通しての注意
各音域に対してマレットを持ち替えることができるシチュエーションは、基本的に休みがある合奏系の曲に限られてしまいます。

マリンバでソロを演奏する場合には、持ち替えの時間がなかったり、全てのマレットを低音側で使わなければならなかったり(逆もまた然り)、都合の悪いこともあります。

よってレベルの高い技術の習得が済んでいたとしても、マレット自体のチョイスに幅がありすぎる事によって、音色にばらつきが出てしまうこともあります。

今回紹介しているマレットはオールラウンドなマレットで、音程に関わらず全体をバランスよく演奏できるものですが、このマレットを使用していない皆さんは、皆さんの愛用しているマレットに置き換えて、考え方を応用してみてください♪

まとめ

ということで、今回は一旦ここまでです♪

次回は、それぞれのマレットを使った実践的なテクニックの紹介をしていきたいと思います。

このマレットのチョイスという記事も、マレットを紹介していくシリーズとして継続していきますので、乞うご期待♪

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